2007東京MCショーレポ その3
昨日の記事の最後に出てきたコレ
いったい何かと言いますと
ベータチタニウム製ミニモト用アクスルシャフトの内部公開セット
また後日記事にしようと思っているのですが、このアクスルシャフトは中空加工を施してあります。
「それが???」
と思う方がほとんどでしょうがこの加工が非常にメンドクサイ難易度が高く、この加工をベータキウチ社長が「来場者の方に中空具合を覗いて貰いたい」などと発言した為展示台をこさえました
台はこんな感じ
アクスルを指すとこんなんです
当然のことながらこの設置台もベータチタニウム製(チタンではないけですが)でキウチ社長の力作です。
バラバラにしてみました
(取付ボルトは青のチタン合金で)
さらにここまでの設置台を作ってただ覗くだけでは面白くないと思ったので、ちょっと覗く機械を設置してみることに
このような小さい穴をきちっと覗くにはちゃんとした【内視鏡】が必要なので、知り合いの内視鏡メーカーに機械一式を借りてきました。
快く内視鏡を提供してくれたのは南西ドイツはツットリンゲンに本社を構える世界的内視鏡メーカー【カールストルツ・エンドスコピー・ジャパン】様
こちらの会社に機材をお借りして展示しておりました。
機材一式
色々付属品満載です。
βミニモトアクスルシャフトは内径がΦ5の径で中空していますので、ちょっとやそっとの内視鏡では入りません。
カールストルツ社の内視鏡は3.8mm以下でも大丈夫なので(うろ覚え、ほんとはもっと小さい径があるかも)余裕です
コレを指して完成です。
実際に加工した穴の内部を見ることなんて製造メーカーの私たちでも中々無いので勉強になりましたし、会場でもたくさんの方々に見ていただきました(一時は並んでまで)
ヨシムラジャパンのブースでカールストルツ・エンドスコピー・ジャパンとベータチタニウムジャパンのコラボレーション!!
(はい、ベータチタニウムにジャパンは付きません。いや、並び的にジャパンつけてみたかっただけです。)
最後に今回のモーターサイクルショーでこのコラボレーションを見れなかった方に朗報デス
来る2007年5月23日~25日にパシフィコ横浜で開催される
【人とくるまのテクノロジー展】のカールストルツの展示ブースでアクスルシャフト展示セットが使用されます。
お近くの方は見に行ってみてください。
といわけで三回に分けてお送りしたモーターサイクルショーレポ
ほとんどベータチタニウムレポでしたね~
どんな新型バイクがあったとかパーツがあったとかキャンギャルのお姉さんとかは雑誌等でご確認下さい。