2007.07.23
設計~試作~試着~試乗
バイクの専用ボルトを作るときに出来ればしたいのがフィッティング
通常ワンオフ作成する場合は現在使用しているボルトを送っていただいてこちらで図面を引いてお客様に確認していただきます。
ただ、ショップさんとのコラボレーションモデルや超コダワリの製品では実車をお借りしてベータチタニウムでフィッティングすることもあります。
と、いうことでとりあえずバラします。
浮いてますキテマス まるでMrマリックの世界…
誰だ!?オッサンって馬鹿にするのは!!
バラしたら今度は図面引きです
CADで螺旋を書きます(流石にキチンとは載せれません…)
ここからは企業秘密なので暫く文字だけです
図面が仕上がったら今度はTi-6Al-4Vの鍛造材をNC旋盤で加工します。
大体NC旋盤で3工程(三回機械から付け外します)行います。
その次に汎用旋盤で追処理をしてボルトの形に仕上げます。
ボルトの形がキチンと出来れば次はいよいよ転造で実際にネジ山を造ります。
転造処理が終わるとネジ山を仕上げ加工です。
仕上げ加工を終えてネジをゲージで検査します。
(ネジがキレイに入ってキッチリ止まるかのテスト)
ゲージ検査を終えるとお次は洗浄です。
一次洗いから三次洗いまで行い乾燥させて完成します。
そして乾燥し終わったボルトを点検して終了
今回は車両預かりなのでここから装着テストです。
規定トルクで取り付けてフィッティングを確認します。
キチンと動作が確認できたら実走テストで換装の前後の違いを体感してみます。
それでは行って来ま~す☆