Ti-6AL-4Vチタン合金とルナチタニウム合金の関係性からガンダリウム合金までの道のりを真面目にチタン合金屋が考えてみた2007
全世界53億人のガンダムファンのみなさまこんばんわ
チタン合金ボルト製造メーカー【ベータチタニウム】の技術開発 松山です。
本日は今まで類を見ない位どーしよーもない文章を超長文で書いて行きたいと思います。
ガンダムファンの皆様は最後まで、ガンダムファンではない方も読んでいただけるとうれしいです。
機動戦士ガンダム
世界に誇る日本のロボットアニメーション
地球連邦政府とジオン公国の間で起こった戦争の中で一つの部隊(第13独立部隊、またはホワイトベース隊)を中心に描かれた物語である。
今回のお話は主人公アムロ・レイの搭乗するRX-78 ガンダム
このガンダムの強さの秘密であり敵対するジオン公国が持ち得なかった技術、それまで戦況で多大なる戦績を上げていたMS-06ザクのザクマシンガンすら受付けなかったRX-78ガンダムの装甲
ガンダリウム合金についてベータチタニウムの技術開発として真面目に考えてみようと思います。
まずはこのガンダリウム合金
元々はルナチタニウム合金と呼ばれていましたが、戦況を著しく連邦政府に傾かせた要因であるガンダムの装甲版に採用されていた事から一般的にガンダリウム合金と呼ばれるものになったものです。
それではこのガンダリウム合金=ルナチタニウム合金(Luna-Titanium Alloy)についての考察をしてみたいと思います。
正確な配合率まではわかりませんが主成分はチタンであることは間違いなさそうです。
そのチタンにアルミニウム、希土類金属を配合したチタン合金の一種であり、主に月(Luna)で生成されていた事からルナ(月)チタニウム合金と呼ばれるようになったようです。
チタンを月面上という特殊な重力下で精製することにより従来のチタン系合金に加え、様々な特性を有するらしいです。(なぜ特殊な重力下で精製すると様々な特性を有するのかは謎)
さて、それではここでこのルナチタニウム合金とベータチタニウムの扱うTi-6Al-4Vチタン合金との違いを検証してみましょう。
まずはTi-6Al-4Vチタン合金について
主成分チタン90% アルミニウム6% バナジウム4%で構成されたチタン合金の代表格でアメリカ合衆国がFシリーズ戦闘機のエンジンを開発する為に作った高剛性、軽量、耐腐食性に優れた金属
精製と加工に大きなコストが掛かり一部ハイパフォーマンスのマシン
(レーサー、航空機、宇宙ロケット分野)で使用される。
続いてルナチタニウム合金
主成分チタン?% アルミニウム?% 希土類金属?%で構成されたチタン合金の一種で地球連邦政府がRXシリーズの装甲を開発する為に作った高剛性(弾跳ね返すし)、軽量(動き早いし)、耐腐食性(ほとんど汚れないし)に優れたな金属
精製と加工に大きなコストが掛かり一部の高性能モビルスーツ
(ガンダム、ガンキャノン、ガンタンク)に使用される
…
…
……
って、
ほとんど一緒じゃね???
強いて違うところといえばバナジウムが希土類金属(スカンジウム、イットリウム、ランタン、アクチニウム等)と違うくらいで(合金の配合率を考えれば確かに違いはあるかも知れないが)精製技術に重力が関係しているとは聞いたことがありましぇん。
(専門家の意見お待ちいたします。)
まぁ
Ti-6Al-4Vチタン合金にザクマシンガンの弾が跳ね返せるかっていうと微妙ですけど(120mmマシンガンですからねぇ)表面硬度を上げる技術はいくらでもありますしね
しかし上記の事がある程度近似値になるのであれば…
チタン合金=Ti-6Al-4V
チタン合金=ルナチタニウム合金
ルナチタニウム合金=ガンダリウム合金
…
……
Ti-6Al-4V≒ガンダリウム合金
おぉ!?
もしかするともしかしますかね!?
まぁ単純にイコールで結ぶことは出来ませんがTi-6Al-4Vってとてもガンダリウム合金に近いものがある、というか同じチタン合金としては括れるものだと考える事が出来ます。
21世紀において最も優秀な金属に近いであろうTi-6Al-4V…
それは宇宙世紀0079年において一つの伝説となるRX-78ガンダムを生み出す為の重要な鍵になるのかもしれません…
ベータチタニウムではTi-6Al-4Vを使い、様々な分野の製品を手がけています。
そんなガンダリウム合金でアナタのバイクや車を強化してみませんか?
↑
(激しく違う)
ベータチタニウムはそんなガンオタの夢を応援します☆
〔次回のガンダムネタは百式の装甲に付いて真面目に考えてみた2007〕
です
お楽しみに☆