2008.05.07
Ti-6Al-4Vホイールナットについて考察
ここ最近、マツヤマの一番関心の高い自社パーツ。
Ti-6l-4Vホイールナット
効果等は青字の記事を読んでいただきたいなと思うのですが、
研究を重ねる上で様々な効果が出てくるんですよ。
正直言うと、実は原型は5年くらい前に出来上がっていたんですね。
それも最初はほんとに軽量化部品としての性能を追求しようと思って作ってたんですが、オートバイのローターボルトとかアクスルシャフトの効果を実証していく上でわかってきた、『剛性から生まれる性能』っていうものに設計をシフトしていくと、すんごく面白い結果が色々と出てきたんですよね。
まず全体的に言えるのは車体全体の振動。
エンジンからくる微振動は流石にどうにもこうにもならないんですが、走行中に路面から車体に入力される振動が減るんですよ。
まず考えるのが、「路面からの振動ってそんなに無いでしょ?」って言われるんですが、これに関しては『交換して初めて今まで振動の存在を知ることが出来る』っていうものなんですね。
小さいけれども今まではどんな車両でも大小存在していた微振動が、コレを入れることによって初めてあったことを感じれるんですよ。
今現在、様々な車種車両に振動計を貼り付けて計測しているんですが、数字で見るとほんとにハッキリと出て面白いです。
(数値は後々公開しますのでお楽しみに)
それだけではなくハンドリングや、加速減速、燃費やはたまたオーディオの性能まで色々と良い方向に変化していくんですね。
当然、安全にかかわる強度というのは純正のものよりも非常に高いレベルで実現出来ています。
このホイールナットっていう小さな部品から、締結部品の新たな可能性というものが湧いて来ているんです。