2012.10.04
切削クズは何処へ?
今まで製品の話や材料の話はしていますが、切削クズの話はしていませんでした。
日々、機械を動かしている限り必ず出てきます。
チタンに関しては、90%以上が64チタン。
計算はしていませんので正確な数字が分かりませんが、純チタンはあまり加工しません。
この64チタンの切削クズは最終的に同じ業者のもとに、持ち込まれていることが分かっています。
チタンの切削クズの使い道は
1、ステンレスを作る際の脱酸材
2、海外へ輸出
1の場合は鉄やステンレスが混ざっている場合に多く
2の弊社から出る切削くずはアメリカへ輸出されています。
そして、アメリカでは?
再溶解し新たな材料になります。
いわゆる3級品以下の材料です。
確かに需要があるから材料があるわけで、64チタンで安ければ何でもOKというような風潮があるようです。
アメリカには色々な材料があると聞いていますが、64チタンであれば何でもいいとなる分野もあるようです。
これが自動車・バイクのアフターパーツなのかと?
いずれにしても、弊社からでる切削クズがまた新たな製品になっている事実は、喜ばなければならないんでしょうね。