2007.05.26
割締めに対する効果 フロント周り編
ベータチタニウムでは高強度のTi-6Al-4Vをさらに鍛造を打ち、SCMに代表されるクロモリ鋼すら凌駕する引張強度を実現するチタン合金でボルトを作成しています。
そしてTi-6Al-4Vの最大の魅力である【引張強度】を効果的に実現できるのがボルトの中でも割りが入っている部分に使用する事なのです。
通常のボルトでは2分割された箇所を正確な締め付けトルクで締結させたとしても速度の上昇や急激なブレーキングによって高負荷加重が掛かり、ボルトが伸びてしまい若干の隙間が生まれてしまい「割締めの箇所が開いてしまう」のです。
そこでTi-6Al-4Vという引っ張りに強いチタン合金が必要となってくるのです。
例えばトップブリッジやステム周りにはこういったネジが伸び開く場所が多くあります。
このような伸びに対して苛酷な状況においてTi-6Al-4V鍛造のボルトを使用する事によりトップブリッジやステム自体の開きを減らす事によりステム自体の剛性をより強く発揮出来るようになるのです。
同じ原理でフロントサスペンションの一番下の部分、アンダークランプの部分でも効果を発揮します。アクスルシャフト自体をしっかり保持出来るようになります。
このように本来ボルトに求められる性能である【引張強度】において優れたTi-6Al-4V鍛造であなたのバイクのフロント周りの動きを引き締めます。
もちろん、比重で鉄系統のボルトよりも60%しかないチタンの軽さでバネ下の軽量化にも貢献出来ます。
なぜチタンなのか?
なぜTi-6Al-4Vという合金なのか?
なぜ鍛造まで打っているのか?
Performance of Your Force
ベータチタニウムの製品はチタンの性能を実際に体感出来るボルトなのです。