2009.03.21
レースシーズンは目の前です
昨晩は思いのほか冷え込みましたが、今日は朝から良い天気。
すっかり春めいて来ましたね。
そして春といえばレースシーズンの開幕。
2週間後には全日本RRも始まりますね、
毎年の事ながらこのシーズンはモーターサイクルショーと重なり
結構色々と慌しい日々を過ごしております。
そんなこんなで当然の如く休日出勤の私マツヤマです。
だれか私に3連休って言葉の意味を教えてくださいorz
っと、言っていても仕方が無いのでガツガツ仕事してます。
最近は市販品目的よりも開発品の方が多くなってきているんですが、
一番多いのは『対策品』と呼ばれる開発。
~が曲がる。
~がよれる。
~が削れる。
純正から形状変更した車両というものは色々なネガティブな要素が出てきます。
そこを一つ一つ解決させていくのも螺旋屋の腕の見せ所です。
今日仕上がった一つの部品。
色を見ていただければ分かると思うのですが、いつものTi-6Al-4Vではありません。
A7075にハードアルマイトをかけた製品です。
どうもベータチタニウムという社名からチタンばっかりの印象をもたれることも多いのですが、
基本的に使用箇所によって全ての材料での適材適所があると考えています。
むやみやたらにチタンが良いとは思ってはいません。
大したことのない頭ですが常に『何故』『どうして』『どうなる』を考えて色々と造っております。
鉄には鉄の
アルミにはアルミの
クロモリにはクロモリの
カーボンにはカーボンの
そしてチタンにはチタンの
適材適所があり、
その中でも材料の配合率の違いがあり、
材料を作っている国とメーカーでの特性の違いを考えて。
出来うる限り最良を求めて。
これからも色々と悩んでみたいと思います。
あ、
ボルトやアクスルシャフトには国産のTi-6Al-4Vが良いですよ♪