2007.09.10
Ti-6AL-4Vチタン合金とルナチタニウム合金の関係性からガンダリウム合金までの道のりを真面目にチタン合金屋が考えたら思いのほかの反響だったので調子に乗って百式の外装について書いてみる2007
以前書いた
「Ti-6AL-4Vチタン合金とルナチタニウム合金の関係性からガンダリウム合金までの道のりを真面目にチタン合金屋が考えてみた2007 」
が予想以上の反響がありましたので続けてみたいと思います。
本日のお題は
「百式」
アナハイム・エレクトロニクス社によって開発された人型機動兵器モビルスーツの名称で開発主任のナガノ博士の提唱する「百年後でも通用するモビルスーツ」という願いを込めて百式と名付けらた。
形式はMSN100(またはMMSN00100)
グリプス戦役時にクアトロ・バジーナ大尉が搭乗し多大な成果をあげ、その後に出てきた外部技術の最新鋭機を相手に善戦、その後のZZの時代でも一向にその能力は遜色なく発揮されていました。
さて、ここでこのナガノ博士の提唱する「百年後でも通用するモビルスーツ」というワードに着目してみたいと思います。
前回のお話でも書いたようにこの世界の設定ではモビルスーツの装甲にはTi-6Al-4V、もしくはそれに類似した金属が使用されていると考えられます。
ここではその使用される金属がTi-6Al-4Vであると仮定し、お話を進めて行きたいと思います。
まず百年後でも通用するという目的の際には一番気になるのが劣化です。
この劣化に対してですがTi-6Al-4Vは非常に強い特性があります。
まず耐食性に優れたTi-6Al-4Vというかチタンならば百年くらいで劣化する事は考えにくいと思います。(使用状況にもよりますが)
しかし、Ti-6Al-4Vチタン合金を使用している他のモビルスーツと比べても百式だけが百年後戦えるというのはなにか別の意味合いがあるのではないかと考えました。
百式がその他のモビルスーツと違うところ…
それは…
続く