2022年4月12日
チタン合金製アクスルシャフト走行レポート VOL.1
弊社でアクスルシャフトの製造を始めて10数年。今更ではありますが、
・チタンのシャフトって実際どうなの?
・高いけど何が違うの?
という疑問に少しでもお応えすべく、あの青木宣篤選手から走行レポートをいただきました。
◎テストライダー 青木宣篤氏
1993年~ ロードレース世界選手権GP250/500で活躍
2009年 鈴鹿8時間耐久ロードレース優勝(ヨシムラスズキWith JOMO/GSX-R1000)
現 在 スズキMotoGP車両開発やブリヂストンタイヤの開発ライダーを務める。
◎実施日
2022年3月27日 袖ヶ浦フォレストレースウェイ。車両、SUZUKI GSX-R1000。天候、晴れ時々小雨。
◎協力
テクニカルガレージRUN 代表杉本卓弥氏
アクスルシャフト前後交換・整備。
◎インプレッション
・アクスルシャフトを手に取った第一声。
「軽いですね」
・厳密な比較をするために、まずノーマルシャフトで走行、そしてチタンシャフトに交換して5周
「いやあ、分からなかったらどうしようかと思ったけど、こんなに変わるんだ!」
以下、宣篤選手のコメントが続きます。
「軽さより、剛性が上がった」
「ブレーキングをした時に、フロントホイールハブ周りに仕事している人がいる」
「アクセルを開けた時に、リアホイールハブ周りにちゃんと仕事している人がいる」
「精度、剛性の高いワンランク上のホイールをはいた感じです」
すでにヒト化(?)したシャフト達。プロライダーからいただいたコメントに、我々もほっとしました。これまで自分の体感・感覚でしか言えなかったことをきちんと言葉にしてもらえた、そんな感じです。
実はシャフトなどスピンドル系統のパーツは、レースレギュレーションではチタンは使用できませんが、チタンのシャフトを体験してみたいとのお話をいただいた時には「ぜひ!」と2つ返事でお願いしました。現状レースでの勝利には貢献できなくても、バイクに乗って楽しい、走りを楽しみたい、そんなライダーのためにテスト走行を実施してくださった青木宜篤選手に心から感謝!申し上げます。走る楽しさがもっともっと伝わって広がっていけば、嬉しい限りです。
ただシャフトに限らずどんなパーツであれ、ただ装着すればよいのでなく、きちんと整備したバイクであることが大前提だと。青木選手と杉本氏からその基本的なことの大事さを改めて教えられました。
青木選手には今シーズン弊社のシャフトを装着し、あちこちのイベントや走行会などでテスト走行してもらう予定です。天候が違うとどうなるのか?路面が変わると?次回のコメントが楽しみです。ご期待ください。
チタン合金製アクスルシャフトに関しては、MOTOSALON様 にお問い合わせください。
青木選手は、8月開催の鈴鹿8時間耐久レースに TERAMOTO@J-TRIP RACING で出走予定です。こちらも応援お願いします!
カテゴリー:製品紹介
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