2012年10月24日
海外から見た日本のチタン産業
先日、チタン協会のほうへ行ってきました。
要件はチタン協会のホームページにボルトに関係する企業を掲載する内容の相談でした。
その後、あるコンサルタントの方からの要望を聞かされました。
そのコンサルタントの方は、海外の展示会で日本のチタン業界の事を説明する事が多く、前回行かれた展示会でもチタン製モニュメントの話を海外の方と話してたそうです。ところがモニュメントを締結するボルトはヨーロッパで調達したとの内容だったとそうですが、なぜなのか?というと
「日本にはチタン合金のボルトを作る技術のある企業は無いのではないか?」
それを聞いたコンサルタントの方・・・・
ブチ切れたんでしょうね。(笑
「今度来るときには、チタン合金のボルトをいっぱい持ってきてやる!」
しかし、コンサルタントの方がボルトを作れる訳でもなく・・・・・
で、白羽の矢が立ったのが・・・・・・私です。
・・・・・・・「喜んで作らせて頂きます!」・・・・・・・
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2012年10月19日
リボーン
こんばんは、製造のショウジです。
さてさて、まずは下の写真を。
ホンダ用ホイールナット。使用期間6年、走行距離約8万kだそうです。
年に2~3回の交換で六年使用したそうです。
なかなかの使用感ですね。
しかし、六角の角はしっかりと残ってる。ネジ部分もOK。アルミじゃこうはいきませんもんね。
お客様が使用されていた物で非常に気に入って頂いていたんですが、この度社外ホイールに履き替えるので、
ホイールの当たり面をラウンドからテーパーに加工できないかということで送られてきました。
この形状からの変更は大丈夫です。
てなわけで、追加工でリボーンです。
左が追加工したもの。
また持ち主さんのもとで活躍してくれよ(笑)
以上、製造のショウジでした。
PS,追加工については出来るものと出来ないものがございますのでまずはお問い合わせください。
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2012年10月18日
コンロッド。ちゃくちゃくと進行中。
ちゃくちゃくと。
先週のMOTO GPに出展する前日にベアリングを打ち込みました。
とりあえず展示品ということで手動です。
ええ音しすぎて笑い声が響き渡る(笑
さて、もう少しですね。
結果がもっと笑えることを祈って。
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2012年10月5日
何角割?
こんばんは、製造のショウジです。
先日お客さんがフランジ六角を見て「これ何角まで割れる?」と。
「インデックスなら単純に言えば2面、4面、6面、8面、12面、24面まではいけますよ。」
とは言ったものの、実際には6面割までしかやったことがなかったんですね。
で、やってみました。多面割。
会社で転がってるペケポンの残材を使って割ってみます。
いつもやってる六面割。
それでは割を増やしていきます。
(ワークを掴んでいるのが「インデックス」1ノッチ15度ずつ動きます。)
八面割り。
続いて十二面割り。
もう、割っていてわけわかんなくなりました。(笑)
そして二十四面割。
ここまでいくと殆ど丸ですね。
いかがです?締める時は内側の六角しか使えませんがちょっと面白いかも・・・
以上、製造のショウジでした。
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2012年10月4日
切削クズは何処へ?
今まで製品の話や材料の話はしていますが、切削クズの話はしていませんでした。
日々、機械を動かしている限り必ず出てきます。
チタンに関しては、90%以上が64チタン。
計算はしていませんので正確な数字が分かりませんが、純チタンはあまり加工しません。
この64チタンの切削クズは最終的に同じ業者のもとに、持ち込まれていることが分かっています。
チタンの切削クズの使い道は
1、ステンレスを作る際の脱酸材
2、海外へ輸出
1の場合は鉄やステンレスが混ざっている場合に多く
2の弊社から出る切削くずはアメリカへ輸出されています。
そして、アメリカでは?
再溶解し新たな材料になります。
いわゆる3級品以下の材料です。
確かに需要があるから材料があるわけで、64チタンで安ければ何でもOKというような風潮があるようです。
アメリカには色々な材料があると聞いていますが、64チタンであれば何でもいいとなる分野もあるようです。
これが自動車・バイクのアフターパーツなのかと?
いずれにしても、弊社からでる切削クズがまた新たな製品になっている事実は、喜ばなければならないんでしょうね。
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