2012年9月28日
作業効率と鬼プログラム
こんにちは、製造のショウジです。
町の街路樹の銀杏から実が落ちてきだしました。
秋ですね。食欲の。(笑)
さてさて、作業効率のお話しなんですが、意味としては本当に語ると多岐にわたってしまうので、今回の場合はNC旋盤における加工時間についてです。
単純に例えば、一個の物を作る時間が一分だとして、それを100個作るとしたら100分かかります。
それを、一個作るのに半分の30秒で出来るとすると、加工時間のトータルは50分となります。
従って50分時間が短縮されるので、残りの50分があれば、別の物を作ったり、より沢山の製品を作ることができるようになるわけです。
なので、いわゆる「数物(かずもの)」と、呼ばれるもの(特に工業製品)は加工時間の短縮が必須になります。
そこで、加工プログラムの変更を行うことで加工時間の短縮を図るわけなんですが、ここに経験の差が出てきます。
色んな金属の加工経験が豊富な人とそうでない人では調度良い具合の時間短縮の地点までたどり着く時間に差があるからです。
簡単に言うと100個の物を作るときに2個目でその地点にたどり着くか、100個目にその地点にたどり着くかの違いです。
当然経験豊富な職人さんはその調度いい具合のところにたどり着くのが早いです。
ここで言う調度いい具合とは加工時間が短縮されつつも、切削工具のヘタリ具合が少なく最後まで続けて加工できることを言います。
その点でウチの工場長は調度いい具合の地点にたどり着くのはやはり早いですね。
僕も見習わなくては・・・・・
と、これは「数物」のお話しになるんですが、一個だけの製作の場合はどちらかと言えば時間を掛けますね。
なんせペケを出したくないですから(笑)
でも、一個のモノでも超特急で作らなくてはならない時も当然あります。
そこで登場するのが鬼プログラムです。
これは、一個作るのにだけ、工具が持てばもてばいいというプログラムで、加工してる時の音は凄まじいです。
これもやはり、工場長が得意とするとこなんですが、見ていてこっちが「ほんまに大丈夫なんやろか?」と思ってしまうほどですが、出来上がったものはキッチリ公差に入った綺麗な仕上がりです。
つまり、削れるとこは大胆に削り、仕上げるところはきっちりと仕上げる。これがコツなんですね。
そして、そんなプログラムを組んでいる工場長を見てた現場の人間が「鬼や、鬼が現れよった!」と言ったとか言わないとか・・・(言ったのは僕なんですけどね。)
今日もまた鬼が・・・・・(笑)
以上製造のショウジでした。
カテゴリー:螺旋屋徒然ブログ
2012年9月24日
いべんといべんと
今秋は昨日のしゃぼん玉祭りに引き続きイベントは結構たくさん頑張って出る予定でございます。
まずは来週末10/7(雨天時8日)に京都の日吉で行われる
そしてその翌週10/13-14にツインリンクもてぎにて行われる
で、がっつり出展いたします!
皆様のお越しをお待ちしております!!
カテゴリー:お知らせ
2012年9月21日
9/23日のしゃぼん玉祭り!!
先日のブログでもお伝えしましたが、今週日曜日はしゃぼん玉祭りinラグーナ蒲郡に出展します!
色々と製品展示はいつも通りするのですが、
今回の目玉は展示車両です!!
株式会社MIRAI
2012 マン島参戦マシン EVレーサー TT零12(codename: KM1)です。
当日はβチタニウムブースに開発者であるMIRAI代表岸本さんもいらっしゃいます!
会場のMCとしてライダーの松下ヨシナリさんもいらっしゃるので是非日本が誇るEVコンビに色々お話を聞いてみてください!!
螺旋屋としては目的別螺旋で造ったC2720真鍮ボルトや足回りを中心にお手伝いをさせていただきました。
実はこの辺の検証もまだやってないので来年に向けてやらねば・・・
そんなこんなで9月23日、蒲郡でお待ちしております♪
カテゴリー:お知らせ
2012年9月19日
東京ビックサイト
こんばんは 木内です。
本日は軽量化・高度化技術展に出展していますチタン協会のブースのお手伝いのために、東京ビックサイトに来ていました。
チタン協会のブースでは、チタン製アルマイト冶具・チタン製ヤカン・自動車マフラー・ボルト類など多彩にわたって展示しています。
純チタンのボルトと鉄製ボルトの重量比較をできたり、弊社にて製作しました陽極酸化処理品の64合金ボルトも展示しています。
今日から3日間開催されていますので是非来場ください。
印象に残ったのは紙袋!
「尼崎へいってきました」って書いてあるんですよね。
気になってそのブースへ行ってみると尼崎市が出展されていました。
いろいろと話をしていると小さなモニターに自分が映ってたりで、本当にびっくりしました。
尼崎市のブースには尼崎観光マップがあったり、尼崎あんかけちゃんぽんマップがあったりしますので是非お立ち寄りください。
お帰りの際は「尼崎へいってきました」って書いてある紙袋を持ってお帰りくださいね。
それでは明日は東京で数件立ち寄って「尼崎へいってきました」って紙袋を持って尼崎へ帰ります。
カテゴリー:螺旋屋徒然ブログ
2012年9月14日
使い勝手
こんにちは、製造のショウジです。
今日は外出中の間に突然の雨にビショビショです。
しかも、すぐに止むという・・・なんでやねん・・
今回は工場長が自分のバイクを整備してるときに出た話から。
某イタリア製のブレーキのブリーダーニップルはご存じのように六角部分が11ミリか7ミリでまぁ普通には工具箱には入っていないサイズ。
で、やはりそこのところはお客さまからも指摘されてまして、
オーダーで受けていた時はそこの変更を求める声が多かったです。
そんなことを踏まえて当社ではブリーダーニップルをそれぞれ11ミリから10ミリに。
7ミリから8ミリと、変更してラインナップさせてもらってます。
それぞれ11ミリから10ミリに 7ミリから8ミリに
バイクや車あるいは自転車を整備するときに整備の効率を上げることはレースをしているいないに関わらず非常に重要なファクターだと思っています。
当社のHCやHXには内六角が入っていますが、(M6以下は除く)ヘキサゴンレンチ一本で整備できることも考慮したうえですし、万が一、六角の頭がなめても内六角が使えるという利点や工具の稼働範囲に対しての二通りの選択肢があるという利点があげられるかと思います。
このように使っていただいているときに使いやすいボルトだということを実感していただければさいわいです。
そんな、工場長に触発されて、僕も自転車の整備をしていたんですが、どうもサドルにガタがあるんで職権濫用。
64チタンボルトに変更で締結力アップ!
ついでにノーマルでも鉄より比重が40%軽いボルトにさらに中空加工で軽量化。
ノーマル188gに対して88gになりました。
ノーマル鉄ボルト
64チタン
ついでに中空
当然サドルのガタもなくなり大満足。
と、まぁ、自分自身も楽しみながらの64製作な一週間でした。
でもって、いつかはバイクや自転車の要素をクロスオーバーさせた商品が作れたらなと思っています。
以上製造のショウジでした。
PS,今月号のカスタムピープル誌で64チタンボルト&シャフト(バネ下重量とマスの集中)が掲載されています。
ぜひご購入、ご一読を。
カテゴリー:螺旋屋徒然ブログ
ブログ内検索
- 最近の記事
- アーカイブ
-
- 2024年10月 (1)
- 2024年8月 (1)
- 2024年5月 (1)
- 2024年2月 (2)
- 2024年1月 (1)
- 2023年12月 (2)
- 2023年10月 (1)
- 2023年7月 (1)
- 2023年2月 (1)
- 2023年1月 (1)
- 2022年10月 (1)
- 2022年9月 (1)
- 2022年4月 (1)
- 2022年3月 (1)
- 2021年12月 (1)
- 2021年9月 (1)
- 2021年8月 (1)
- 2021年5月 (1)
- 2021年4月 (1)
- 2021年1月 (1)
- 2020年9月 (1)
- 2020年7月 (1)
- 2020年6月 (1)
- 2020年5月 (2)
- 2020年3月 (2)
- 2020年1月 (2)
- 2019年12月 (1)
- 2019年11月 (1)
- 2019年10月 (1)
- 2019年9月 (1)
- 2019年8月 (2)
- 2019年7月 (2)
- 2019年6月 (2)
- 2019年5月 (2)
- 2019年4月 (2)
- 2019年3月 (1)
- 2019年2月 (2)
- 2019年1月 (1)
- 2018年12月 (2)
- 2018年10月 (1)
- 2018年8月 (1)
- 2018年4月 (2)
- 2018年3月 (1)
- 2018年1月 (1)
- 2017年10月 (1)
- 2017年9月 (2)
- 2017年7月 (1)
- 2017年5月 (1)
- 2017年4月 (2)
- 2017年3月 (2)
- 2016年11月 (1)
- 2016年10月 (1)
- 2016年9月 (1)
- 2016年7月 (2)
- 2016年6月 (1)
- 2016年4月 (3)
- 2016年2月 (2)
- 2016年1月 (1)
- 2015年8月 (1)
- 2015年7月 (1)
- 2015年2月 (2)
- 2015年1月 (1)
- 2014年12月 (2)
- 2014年11月 (1)
- 2014年10月 (3)
- 2014年9月 (1)
- 2014年8月 (3)
- 2014年6月 (1)
- 2014年5月 (2)
- 2014年4月 (2)
- 2014年3月 (5)
- 2014年1月 (3)
- 2013年12月 (4)
- 2013年11月 (3)
- 2013年10月 (3)
- 2013年9月 (2)
- 2013年8月 (2)
- 2013年7月 (3)
- 2013年6月 (3)
- 2013年5月 (4)
- 2013年4月 (6)
- 2013年3月 (5)
- 2013年2月 (5)
- 2013年1月 (8)
- 2012年12月 (7)
- 2012年11月 (4)
- 2012年10月 (5)
- 2012年9月 (9)
- 2012年8月 (10)
- 2012年7月 (11)
- 2012年6月 (10)
- 2012年5月 (11)
- 2012年4月 (10)
- 2012年3月 (12)
- 2012年2月 (16)
- 2012年1月 (8)
- 2011年12月 (9)
- 2011年11月 (7)
- 2011年10月 (9)
- 2011年9月 (2)
- 2011年8月 (5)
- 2011年7月 (3)
- 2011年6月 (5)
- 2011年5月 (9)
- 2011年4月 (3)
- 2011年3月 (5)
- 2011年2月 (9)
- 2011年1月 (8)
- 2010年12月 (7)
- 2010年11月 (6)
- 2010年10月 (5)
- 2010年9月 (11)
- 2010年8月 (11)
- 2010年7月 (12)
- 2010年6月 (5)
- 2010年5月 (3)
- 2010年4月 (1)
- 2010年3月 (4)
- 2010年2月 (1)
- 2010年1月 (3)
- 2009年12月 (3)
- 2009年11月 (2)
- 2009年10月 (4)
- 2009年9月 (3)
- 2009年7月 (4)
- 2009年6月 (3)
- 2009年5月 (2)
- 2009年3月 (6)
- 2009年1月 (5)
- 2008年12月 (2)
- 2008年11月 (2)
- 2008年10月 (2)
- 2008年9月 (4)
- 2008年8月 (3)
- 2008年7月 (9)
- 2008年6月 (4)
- 2008年5月 (2)
- 2008年4月 (2)
- 2008年3月 (3)
- 2008年2月 (3)
- 2008年1月 (6)
- 2007年12月 (6)
- 2007年11月 (7)
- 2007年10月 (8)
- 2007年9月 (7)
- 2007年8月 (13)
- 2007年7月 (10)
- 2007年6月 (11)
- 2007年5月 (25)
- 2007年4月 (14)