2012年8月20日
ミッドナイトエンデューロ!
こんにちは、製造のショウジです。
行ってきました夜のレース。
真夏のミッドナイト八時間。
結果から言うとコテンパンにやられました。でも楽しかった!
夕方4時スタートの12時ゴール
天気は雨。コースコンディションはヌタヌタ。
このレースかなり過酷なレースになりそうです。
チームは言いだしっぺの人の「優勝したらエントリー代出すよ」の甘言にのせられた7人態勢でのぞみます。
こんなコースを走りたいなんて・・・・・みなさんドMです。
兎にも角にもレースはスタート。
(第一ライダーのA君)
日の明るいうちにコースを覚えるためにまずは二周交代で走ります。が、きつ過ぎて僕は一周して腕上がり。
早々と次の人にバトンタッチです。
まだ明るいうちはいいんですが、本当にハードなのは日が暮れてからです。
当然バイクのライトチューンは必須です。
最近はHID や、LEDがあるから大分ライトチューンは楽になりましたね。
僕なんか昔ナイトラリーに出るためにライトチューンしたら・・・えらい目にあいました。
そしてレースでは早くもリタイアのチームが出始めました。
僕らのチームも帰っては来るんですがラジエタ―を噴きながらのピットインです。
みんなでチーム一丸となって対処にあたります。
そしてナイトで僕に順番が回ってきました。
ヘルメットにライトをつけて暗闇にピットアウトです。
ライトの明かりの中進んでいきますがヒルクライムで無数のラインがありあみだくじ状態です。
路面は粘土質でスリッピー。
こんな時は初速が肝心とばかりにアクセル開け開けでいきます。
登りきった!と思ったら二段ヒル!あわてて開け直しますがすでに時遅し。
坂の途中でスタックです。
あと少しで登りきれそうなんでここはもう力技で登りきりますが!
ラジエタ―のホースから蒸気が!もう蒸気がライトに照らされて忍法霧隠れ状態。
真っ白で何にも見えませ~ん。あわててアクセル開けて脱出です。
ひいひい言いながら帰ってきました。これで一周。
意地の二周目に突入です。登りは勢いにまかせてクリアしましたが、今度は下りでやられました。
もう腕上がり&体力ゼロでアンコントローラブル。
悲鳴とともに転がり落ちて行きました。
なんとか帰ってきてもう一周・・・・・無理です。
でライダーチェンジ。おいらの八耐は三周で自分の仕事を終えました。
残りはピットでみんなのサポートをします。
ラスト一時間はすべてのライダーをやんやの喝采で応援します。
そして12時ゴール!もうみんなハイテンションでライダーを迎えます。
そして真夜中に表彰式。そしてミッドナイト宴会が続くのでした・・・・
朝の豊根はとてもキレイでした。
以上しんどかったけれどまた来年も出たいショウジでした。
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2012年8月10日
定例大掃除
こんにちは、製造のショウジです。
お盆進行の慌ただしさからやっと抜け出せてホッとしています。
よく間に合ったなァと思いながら、気持ちは半分明日からの休みにウキウキしてたりします。
しかし、ここで気を抜いてはいけません。
何故なら、今から大掃除があるからです。
掃除にも周期がありまして、
1 毎日の掃除。
2 週一の掃除。
3 月一の掃除。
4 盆と正月の大掃除。
5 臨時の大掃除。
とこんな具合に掃除をしてますが今回は盆の大掃除になります。
なにをするかというと、メインはNC旋盤内の底に溜まった切子と切削油の油とりになります。
まずは、旋盤トレー内の切削油を吸い取ります。
吸い取るとトレーの底が見えてきました。
(渇水時のダムみたいですな。)
この切子はトレーの切削油抜きの穴から抜けてきた「切子」というよりは「切り粉」ですね。
これを掃除することで切削油のタンクの容量を元の容量に戻してあげて切削油の出を良くしてあげます。
ここから頭を突っ込んで切り粉をワッセワッセと掻き出します。(暑い・・・・)
因みに工場長のは掃除のしやすいセパレートタイプ。(いいなぁ。)
今年は切り粉の溜りが早いんで4月にも臨時の大掃除をしたんですがそれでも結構溜まってました。
これで後は切削油に混じった摺動面用の油を休みの間に取り除いて完了です。
そして盆が明けたら今度は個人的趣味で走ってるオフロードの八時間耐久に出てきます。(草レースね。)
しかも真夜中!無事帰ってこれるんだろうか・・・・・・
以上、製造のショウジでした。
追伸 お盆明けの営業は17日からとなります。
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2012年8月8日
チタンの話(箸)
先日から売り出しているチタンのお箸の材質について、64チタンは64チタンなんですが、正確にはASTM F136という材質になります。
ASTM F136は日本ではTAB6400ELIとなります。
ELIとは?
Extra Low Interstitial で、頭文字をとってELIとなります。
また、ASTMとは
アメリカ材料試験協会規格(American Society For Testing And Materials)
弊社のボルトは上記規格に当てはめると、ASTM B348 Grade5となり、日本国内ではTAB6400・JIS60種に該当します。
ここからが本題です。
F136を使う事で材料費は純チタンの2倍以上です。
製造業者として、またメーカーとして生産コストの削減は最重要課題ではありますが、そこは技術との駆け引きでトータル的に考えてF136を選ぶ事になりました。
このブログを定期的に読んでいただいている方でも、F136と言われても、もうひとつピンと来ないですね。
F136は生体内に入れる事を前提とした規格に準じた試験をクリアしたもので、身近なところではインプラントの歯根部の骨に埋め込むボルトや、その上の義歯を繋ぐボルトに使われています。
また、骨折の際に折れた部分を繋ぐ為に使われるボルト(ボーンスクリュー)も、このF136になります。
記念にという事で体内に入っていたボルトを持っている方も多いと思いますが、そのボルトと全く同じ材質のものが弊社の箸になります。
話は変わりますが
弊社の箸もそうなんですが、最近、材料で悩む事が多い今日この頃です。
写真は、あるメーカーさんで見たTi-6Al-4Vの山!
ざっと見て、9000kgぐらいはありますね。
末端価格にして・・・・・・・?????????円 (笑)
野ざらしのTi-6Al-4Vの山を目の前にメーカー担当者曰く「チタンは野ざらしにしても変質しません!」と(笑)
おっしゃられていました。
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2012年8月6日
御好評御礼
えー
先週八耐前に販売開始しました金太箸。
まさかの品切れで御座います。
いや、
正直八耐の会場でコンロッドを差し置いて人気があったのでそんな予兆も感じてはいたのですが(汗)
とりいそぎ製造ラインに螺旋込んでおりますが、今現在ご注文を頂いている物を除き
レーザーマーキングの外注加工までを見越しますと夏季休暇明けの納品となります。
申し訳ありませんがもう少々お待ちくださいませ。
コンロッドより箸が注目されるのは複雑な想いを抱えるマツヤマでした。
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2012年8月3日
ケルテンバッハ
こんにちは、製造のショウジです。
八耐が先週終わって、今週から通常の工程での仕事になります。
が、未だに八耐の余韻が残ってるショウジです。
しか~し!いつまでも浸ってるわけにはまいりません。
8月のお盆のからみで工場のスケジュールは八耐バリに超過密。
そんな忙しい時にノコ盤が逝ってしまいました。
そう、このノコ盤の名前が今回のタイトルのケルテンバッハなんです。
質実剛健。名前から予想できるようにドイツ製です。
このノコ盤、国内にあるのとはちょいと違いノコ刃が下からせり上がってくるタイプなんです。
64チタンでも当社在庫のφ70でもゴリゴリ切ってくれます。
なかなか頼りになるお爺ちゃんという感じです。(製造されてから40年ぐらいたっています。)
そのお爺ちゃんが先日突然切削油を大量に吐いてとまりました。
なんでやなんでや?と調べたら、油圧ホースが裂けて大量の油圧油がドバーッと出てました。
更にポンプで圧送されてるから、出るわ出るわ。
床一面油だらけになりました。
人間でいうところの動脈瘤破裂ですな。
こうなると血管もとい、油圧ホースの交換をするしかないんですが、これがまた難儀で、油圧の口金が国内の規格と違う。
取り寄せか、自社で製作か迷ってたら、たまたま別の機械のジョイントが合いました。
今回はこれでいけましたがちょっとは大事にせななと思いました。
人間も機械もメンテナンスが大事ですね。
丁度健康診断があったんで今回はこんな話しで。
以上、健康診断の結果がきになる製造のショウジでした。
良くなってるといいな。
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