ベータチタニウム オフィシャルブログ

2012年7月24日

ペダルシャフト

ペダルのシャフトをチタン合金に変えるとどうなるのかを試した事があります。

実際に売るとか売らないとかは別として、どう感じるのかを知りたかったというところです。

昔のペダルと言えば知ってる方もいらっしゃると思いますが、ベアリングのボールがシャフトに当たってるタイプです。
昔のペダルは全てこのような製品だったと記憶してます。

オートバイなどではベアリングのボールが当たるベアリングシートに、チタン合金は使えないとお客様にも説明していますし、ベアリングシートの硬度はHRC60に対しチタン合金(Ti-6Al-4V)はHRC30程度です。
即座にダメになります。
自分のヘナチョコ根性なしの足では「大丈夫かも?」という安易な考えで作って走ってみましたが、やはり約100km走ったらガタが出てきて、カリカリ音が出始めました。

やはりと言えばやはりですね。

ただ、今のタイプのペダルシャフトでしなりと剛性を両立出来れば、特にヒルクライムには効果が出そうです。

軽い強いと言われているチタン合金もベアリングシートには不向きですし、チタン合金以外の構造用鋼も表面処理なしでベアリングシートに使えるものではありません。

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2012年7月23日

2012 鈴鹿8耐 サポートチーム紹介

さて、今年もやってまいりました。

二輪夏の祭典鈴鹿八時間耐久ロードレース。

ベータチタニウムとしては7回目。

日本特殊螺旋工業としては初めての八耐です。

今年は下記3チームをサポートさせて頂きます。

まずはベータチタニウム社時代から最も多くのレースでお手伝いさせて頂いているヨシムラジャパン様です。

今年はゼッケン12ヨシムラスズキレーシングチームとしての参戦。ライダーはレオンキャミア選手、ジョシュウォーターズ選手、青木宣篤選手の三名

続いてのご紹介はゼッケン01エヴァRT初号機トリックスター。

こちらも既に4年目となりますトリックスターレーシングのサポート

ライダーは芹沢太麻樹選手、出口修選手、井筒仁康選手の三名

そして最後にご紹介するのはゼッケン104TOHO Racing with MORIWAKI。

一昨年から様々な分野でお手伝いさせていただくことになった、MORIWAKIさんのご縁で今年から仕事させていただいています。

ライダーは山口達也選手、高橋裕紀選手、手島雄介選手

各車共様々な箇所でベータチタニウムの製品を使用していただいております。しかし、その内容は各車全く同じではありません。

毎年限られたサポート品目の中からチームの人達と様々な打ち合わせの中、様々なアイデアをふんだんに盛り込んだ内容となっております。前日、当日のピットウォークで各車を色々と見比べて頂ければと思います。

そして我々ベータチタニウムは今年もMOTOMAXにイベント出展いたします。

鈴鹿でお会いしましょう。

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2012年7月20日

弘法筆を選ばず?

こんにちは、製造のショウジです。

さてさて、タイトルにもありますように、「弘法筆を選ばず」という諺があります。

簡単に言うと「上手な人は道具に頼ったりしない」と言う意味ですが、

実際の所、現場に於いては「筆を選ぶ」になってしまいますね。

確かに、その場を凌がなければならない時にちゃんとした道具がなくても何とかしてしまうのがプロなんですが、いざ、大量に同じクオリティを保っていこうとする時にはやはり道具は重要になってきます。

今週は中空祭りみたいな週だったんですが、そこは道具に助けられましたね。

いいドリルは途中での研ぎ直しの回数が少なくていいので生産の効率が上がりました。

そこはそれ、工具の世界も日進月歩です。今までのドリルでも良かったんですが、

工具屋さんが持ってきてくれた新しいドリルを試しに使ってみると・・・・

グッドです!切れが良くて耐久性もある。価格は今までのよりも割高ですが、

生産効率の観点からみると非常に良かったので即追加注文しました。

やはり道具は重要なんだなと、改めて認識。

(実際の所、弘法大師さんも市販の筆では満足できず、最後には自分で作っていたそうです。)

プロこそ道具は選ばきゃですね。

因みに今日の写真。

チャック圧が高すぎておむすびみたいになってしまったワッシャー

こちらは、「弘法も筆の誤り」ということで・・・・・

以上、製造のショウジでした。

さあ、来週はいよいよ八耐ウイークに突入です!

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2012年7月11日

只今、東京にいます。

今日と明日は、日本チタン協会のほうに来ています。
明日はちょっとした会社紹介をしてきますが、今になって気が付いたことに、64合金のボルトを在庫している会社の少ないことといいますかほとんど無いですね。

今日はチタン協会の中にある物の写真を撮りましたので、こちらで紹介しておきます。

なかなかいい音してました。

人工関節なんですが、実物を見るのは初めてでした。

人工関節の向こうにあるのは弊社のボルトですね。

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2012年7月6日

フライスの0.1ミリ

こんばんは、製造のショウジです。

暑いです。ムシムシと暑いです。

ムシといえば遂に今日セミが鳴き始めてました。夏がそこまで来てるのを感じます。

とはいえ、この暑さには何とか対処せねば……

そこで今シーズンはHYDOさんのラッシュガードを作業着のインナーとして使用してます。

なかなか快適ですよ!

さて、今週はフライスで鍛造材の頭の六角割をしていました。

フライスは縦方向はもちろん工具をかけるために重要なんですが、横方向も侮れません。

なんせ、追い込みが0.1ミリ奥に行くだけで随分その表情が変わってくるんです。

(粗取り。まだまだ追い込めます。)

(ベストの追い込み位置)

ここから、0.1ミリ奥に追い込んでみます。

すると……

こんな感じでフランジ部分の見た目が変わってきます。

毎回手作業で合わせるので結構手間がかかってます。

そのかわり正面から見ると綺麗な六画割の花が咲いた感じです。

0.1ミリとはいえ侮りがたいんです。

さて、明日は七夕ですね。そしてヨシムラツーリングブレイクタイムVOL32です。

当社はマツヤマが行く予定です。みなさん来てね~

以上、製造のショウジでした。

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