2012年2月8日
ZX-14R&ZZ-R1400用リアサスリンクボルトキット発売開始!
リアサスペンション&リアリンクボルトキット。
各種レースシーンで培ったベータチタニウムのレーシングスペックパーツとしてこの度RSRKBT-KW01をリリースします。純正ボルト重量263gのボルトキットを高い強度のTAB6400だからこそが実現出来た全ボルト中空加工処理を施しボルト全体で144gと6割以下に抑えました。
ただでさえ軽量なTAB6400を更に軽く、そしてある意味アクスルシャフトの集合体とも言えるリアサス&リンクボルトキットを換装する事によりリアサスペンションの動きを正しく車体に伝える事が可能です。
更に締付けトルクの増大によりリンクの動きを制限するのを避けるため純正締め付けトルクで安定したトルク管理を実現するため適合グリップロックナットも同キットに使用してあります。
キット内容
M12P1.25-110L
M12P1.25-75L
M10P1.25-77L
M10P1.25-62L
M10P1.25-55L 各1本
TIGN-10×3
TIGN-12×2
純正品番ボルト品番
92153-1614
92153-1615
92153-1613
92153-1367
92153-1368
ご購入、詳細確認はベータチタニウムオンラインショップで!
カテゴリー:お知らせ
2012年2月7日
ヤマハ用EXSTD販売開始!
ご好評いただいておりますEXSTDシリーズ
カワサキ用メインのラインナップでしたが本日ヤマハ用を3点追加いたしました!!
ヤマハ車汎用エキゾーストスタッドボルトType1
該当純正品番95612-08625 適合車種 06’~11’YZF-R1
ヤマハ車汎用エキゾーストスタッドボルトType2
該当純正品番90116-08011 適合車種 03’~ XJR1300
ヤマハ車汎用エキゾーストスタッドボルトType3
該当純正品番90116-08617 適合車種 97’~01’ SR400
※価格は製品1本の価格です。
※陽極酸化は受注後の追加工となるため、キャンセル、返品、交換はご遠慮ください。
※ご注文の際は必ず対応品番をご確認下さいませ。
また引き続き車種展開を増やしていきますので対応してない車種の方はご希望いただければ対応いたします!!
カテゴリー:お知らせ
2012年2月6日
ボルトにグリスというと・・・
『ボルトにグリスを塗ると締め付けトルクが締まりすぎて破損の原因に』
って、
よく聞きますが。
螺旋のスプリングバックと軸力を安定させるためには必要だと考えてます。
ボルトナットというものは軸力とスプリングバックでとまっているもの。だというのが大前提であり。
締め付けトルクというのはスプリングバックを生む為に必要な力だと考えています。
ボルトの軸と螺旋山が伸びて戻ろうとする力で螺旋は締結されているのです。
んでもって、例えばなにも塗らない状態でボルトとナットを締めこむと螺旋山の摩擦で締め付けトルクが喰われてしまい、トルクレンチ等でトルク管理しながら締めても、軸力が正しく発生する前に(螺旋と軸が伸びる前に)締め付けトルクに達してしまうことがあります。この状態だとキチンと螺旋が引っ張られていないので簡単に振動で緩むのですね。
なのである程度の摩擦は減らしてあげることが必要なんだと考えています。
で、
うちのボルトに関してですが。
グリス塗ってもそんなに締め付けた感覚は変わらないです。
だって、螺旋山がキレイでもともと摩擦係数少ない
&
転造によって造られた螺旋山は表面高度も高いのですもの。
転造と切削の話でも書いてますが、転造螺旋自体が塑性変形の為滑らかになっていますし、ベータチタニウムで造る螺旋の転造下(転造するまえの旋盤加工した状態)も非常に滑らかな仕上がりにしてあります。これは摩擦という第三者に軸力が”邪魔”されないようにそうしています。
じゃあ結局メーカーの指定の締め付けトルクっていうのはグリスを塗ったものなのか塗ってないものなのかどっちなんだと言われれば、それはケースバイケースですとしか言えず。それは締め付けトルクの検証をどういったケースでしているのかというバックボーンが判明しない限り難しいですね。
なのでベータチタニウムの製品をオートバイとか車用部品として使って頂く際もケースバイケースだと考えております。
けど、それじゃいくらで締めればいいかわからんじゃないかと言われるので下記参照。
基本的には規定締め付けトルクの1.05~1.10倍。
5%以上、10%未満増しでとご説明させて頂いています。
これはTAB6400のボルトが引張強度が980MPaと高く、通常の金属よりは少しですが多めに締め付けトルクをかけてあげたほうがスプリングバックが安定するという経験則から来ているものです。しかしながら最終的には場所や使用用途によってある程度の変化はするのも事実なのです。
安易に締め付けトルクを固定してしまうとそれは脱落等の事故の原因にもなります。
いままでいくつかのボルト脱落や緩みの事故症例を検分してきましたが、脱落については締め付けトルクの低さが原因になっていることが多かったです。ほとんどが締め付けトルクの低さで、その背景には摩擦により規定締め付けトルクが掛かっていなかった、純チタンや材料不明のチタンボルトの印象からチタンのボルトは緩めにというおかしな常識が出来上がってしまっている、ということでした。
正直相手方がマグネシウム系だったり強度の低いアルミ系合金だったりすると相手方の螺旋山が飛ぶことも考えられるので一概には言えないんですけどね。なのでベータチタニウムでは規定締め付けボルトというものを各ボルトに対しては設定しておりません。
もし、これからベータチタニウムのボルトをご購入してみようかと考えられている方は、使うのに不安がある箇所や締め付けトルクをどのくらい設定したらいいのか等、ベータチタニウムに直接お問い合わせくださいませ。
基本的には絶対の数値をお出しすることはありませんが、ボルト製造メーカーとしてお答えに近い内容をご提案させて頂きます。
そして、場合によってはTAB6400のベータチタニウム製品の使用を断念するということもあります。
製品を売るのはもちろんメーカーとして大切ですが、使用用途に適さないのであれば、他の金属をご提案することも当然ボルトメーカーとしてはしなければいけないところだと考えております。
ボルトナットは相手方がいてナンボのもんですから。
一番怖いのはその環境を考えずに締めることだと考えています。
例えばリンクやサスペンション取り付けボルト。締め付けトルクを増してしまうと締め付けが抵抗になりサスペンションの動き自体が渋くなってしまうなんて本末転倒ですよね。こういうところには締め付けトルクは逆にある程度少ないほうがいいこともあるんですよ。
で、
締め付けトルクが少ないと脱落の恐れがあるじゃないかといわれるので出したのがグリップロックなんですな。
色んなところに色んな使われ方をする螺旋。
答えは一つじゃないにしても正解に近いモノを探すのも螺旋屋の仕事だと考えてます。
基本的にはうちのボルトはスプリングバックの効いた感覚っていうのがそれなりにまともな工具を使うと”手に帰ってくる”のでそれはそれで使った方のお楽しみでもありますよ♪
ちょっと話がズレてるという感じもしなくはないですが、そんな日記。
カテゴリー:螺旋屋徒然ブログ
2012年2月4日
そろそろ用意せんとなぁと思うもの。
そろそろ用意せんとなぁと思うもの。
それは『塗り物』
単純にカジリ防止やら焼き付き防止やらと呼ばれるものです。
チタン=カジリやすい。ってよく言われるし、間違えても無いのですが、ベータチタニウムの製品がカジリやすいかどうかといわれれば一般的に普及しているもの、鉄やアルミ系統のボルトと比べるとNo!といえる自信をもって作ってますので(なんでかは転造にも書いてあります)必要あるかと言われれば必要無いとも言えず・・・
さらにいくら不動態皮膜であるTiの酸化皮膜を厚くしたとして電蝕だけは絶対に起こってしまうのでそれに対してのアンチテーゼは必要なんだろうなと。
しかしながらそれを書くと『それが無いとカジるんだ!』と言われるのも癪でなかなかどうしたものかと思っていたのですが、結構ご質問頂く事も多いのでこれを塗っておきゃ大体オッケー!って言えるもんをご用意しようかと考えるようになりました。
カジリ焼き付きに関しては電蝕防止が一番です。基本的には焼き付き=電蝕だと思って頂いても大丈夫かと。
イオン化傾向の差から考えればアルミは鉄やステンレス相手ではイオン化傾向が大きく、水分が入るとアルミは陽イオン化し接触する鉄などに酸素を引っ張って行き、電解腐蝕が起きやすいのです。
で、実はチタンもアルミと近くイオン化傾向の数値は似ています、しかしチタン自体の場合チタンの酸化皮膜は塩素や酸化に対して他の金属より強く、さらに転造処理において造られた螺旋山は酸化皮膜が厚く、不動態皮膜の性質が高いため腐蝕はしにくいのです(この辺がベータのボルトのカジリにくさです)。しかしイオン化傾向の差というものは異種金属を接地させる以上必ず起こる問題なのです。
これを解決するには単純に異種金属同士を接着させないということになるのですが、螺旋という特性上それは正直難しいのですよ。なのでそれを解決使用とした場合、単純に接触させないようにするのではなく、金や銀や銅などのイオン化傾向の少ない金属を腐蝕媒体として使用することによって解決することが出来ます。
単純に言ってしまうとよりイオン化傾向の小さいものを間に挟むことによってそっちに逃がすという考えになるんですかね?正直この辺は化け学の世界に深く突っ込む内容なので、正直まだまだ勉強中と逃げを残さずにはいられませんが・・・
なので本来ならば色々と使う箇所によって分けるのが正解なのですが、あくまで螺旋屋が用意するのであれば螺旋山と相手の螺旋穴を守るものをご用意するのがいいのかなと考えております。
自社の螺旋山は信じてますが、螺旋はとめる相手がいてナンボなんでこの辺も考えなきゃならんということですな。
基本的には耐蝕系のグリースで問題ないのですがね。
うちが用意するならうちの製品に適したある一定以上の汎用性のあるものがよいのかなと考えております。
カテゴリー:螺旋屋徒然ブログ
2012年2月3日
色々言われとります。
こんばんは。製造のショウジです。
節分の日ですね。
家に入るなり鬼の格好をしたら娘に思いっきり泣かれ、豆を投げつけられました。
鬼は~外のセリフもなく・・・・・orz
それはさておき、今日はとんでもなく寒かったです。
いや、全国見渡せばもっと寒いところはもっとありますが、そこは主観的に。
なんせ会社の前の川が凍ってましたから。
で、そうなると私の通勤中の防寒対策もグレードアップするわけです。
まずは、ハンドルカバー。
これがあるのとないのとではグローブの厚みが違ってきます。
冬用グローブでなくても全然大丈夫。
しかしこの程度ではまだ満足できません。
そしてついに手をだしてしまったアイテムがこれ・・・・・・
前掛け。
通称さかなやさん。
事務の人には・・・「給食のおばちゃん」と言われました。
見てくれはそうかもしれない。しかし甘く見てはいけない。
確かに立ってしまえばそのように見えるかもしれないが、ひと度スクーターに跨り
アクセルを開けると、足を包み込んであったかいのである。
それはもう信号待ちで足を出したくなくなるぐらいに・・・
そして転けそうになりました・・・・・
でもこれで今年の冬はバッチリです。
以上、製造のショウジでした。
PS.さあ、もっかい鬼やるぞ~。
カテゴリー:螺旋屋徒然ブログ
ブログ内検索
- 最近の記事
- アーカイブ
-
- 2024年10月 (1)
- 2024年8月 (1)
- 2024年5月 (1)
- 2024年2月 (2)
- 2024年1月 (1)
- 2023年12月 (2)
- 2023年10月 (1)
- 2023年7月 (1)
- 2023年2月 (1)
- 2023年1月 (1)
- 2022年10月 (1)
- 2022年9月 (1)
- 2022年4月 (1)
- 2022年3月 (1)
- 2021年12月 (1)
- 2021年9月 (1)
- 2021年8月 (1)
- 2021年5月 (1)
- 2021年4月 (1)
- 2021年1月 (1)
- 2020年9月 (1)
- 2020年7月 (1)
- 2020年6月 (1)
- 2020年5月 (2)
- 2020年3月 (2)
- 2020年1月 (2)
- 2019年12月 (1)
- 2019年11月 (1)
- 2019年10月 (1)
- 2019年9月 (1)
- 2019年8月 (2)
- 2019年7月 (2)
- 2019年6月 (2)
- 2019年5月 (2)
- 2019年4月 (2)
- 2019年3月 (1)
- 2019年2月 (2)
- 2019年1月 (1)
- 2018年12月 (2)
- 2018年10月 (1)
- 2018年8月 (1)
- 2018年4月 (2)
- 2018年3月 (1)
- 2018年1月 (1)
- 2017年10月 (1)
- 2017年9月 (2)
- 2017年7月 (1)
- 2017年5月 (1)
- 2017年4月 (2)
- 2017年3月 (2)
- 2016年11月 (1)
- 2016年10月 (1)
- 2016年9月 (1)
- 2016年7月 (2)
- 2016年6月 (1)
- 2016年4月 (3)
- 2016年2月 (2)
- 2016年1月 (1)
- 2015年8月 (1)
- 2015年7月 (1)
- 2015年2月 (2)
- 2015年1月 (1)
- 2014年12月 (2)
- 2014年11月 (1)
- 2014年10月 (3)
- 2014年9月 (1)
- 2014年8月 (3)
- 2014年6月 (1)
- 2014年5月 (2)
- 2014年4月 (2)
- 2014年3月 (5)
- 2014年1月 (3)
- 2013年12月 (4)
- 2013年11月 (3)
- 2013年10月 (3)
- 2013年9月 (2)
- 2013年8月 (2)
- 2013年7月 (3)
- 2013年6月 (3)
- 2013年5月 (4)
- 2013年4月 (6)
- 2013年3月 (5)
- 2013年2月 (5)
- 2013年1月 (8)
- 2012年12月 (7)
- 2012年11月 (4)
- 2012年10月 (5)
- 2012年9月 (9)
- 2012年8月 (10)
- 2012年7月 (11)
- 2012年6月 (10)
- 2012年5月 (11)
- 2012年4月 (10)
- 2012年3月 (12)
- 2012年2月 (16)
- 2012年1月 (8)
- 2011年12月 (9)
- 2011年11月 (7)
- 2011年10月 (9)
- 2011年9月 (2)
- 2011年8月 (5)
- 2011年7月 (3)
- 2011年6月 (5)
- 2011年5月 (9)
- 2011年4月 (3)
- 2011年3月 (5)
- 2011年2月 (9)
- 2011年1月 (8)
- 2010年12月 (7)
- 2010年11月 (6)
- 2010年10月 (5)
- 2010年9月 (11)
- 2010年8月 (11)
- 2010年7月 (12)
- 2010年6月 (5)
- 2010年5月 (3)
- 2010年4月 (1)
- 2010年3月 (4)
- 2010年2月 (1)
- 2010年1月 (3)
- 2009年12月 (3)
- 2009年11月 (2)
- 2009年10月 (4)
- 2009年9月 (3)
- 2009年7月 (4)
- 2009年6月 (3)
- 2009年5月 (2)
- 2009年3月 (6)
- 2009年1月 (5)
- 2008年12月 (2)
- 2008年11月 (2)
- 2008年10月 (2)
- 2008年9月 (4)
- 2008年8月 (3)
- 2008年7月 (9)
- 2008年6月 (4)
- 2008年5月 (2)
- 2008年4月 (2)
- 2008年3月 (3)
- 2008年2月 (3)
- 2008年1月 (6)
- 2007年12月 (6)
- 2007年11月 (7)
- 2007年10月 (8)
- 2007年9月 (7)
- 2007年8月 (13)
- 2007年7月 (10)
- 2007年6月 (11)
- 2007年5月 (25)
- 2007年4月 (14)