2012年1月27日
何となく照れたこと。
こんばんは、製造のショウジです。
先日家の近所の酒屋さんの前を通りがかったとき、店の前に一台のビューエルが止まってました。
「おお、XB12Rかぁ」となにげに見てみると・・・・・
キャリパーマウントボルトに妖しく輝くマジョーラブルーなボルトが!
それは間違いなくベータチタニウム製キャリパーマウントボルトでした。
誰だろう?と思い店内を見回したがそれらしい人物も見当たらず・・・・
とはいえ、普段サーキットやバイク屋さんで当社のボルトを装着しているバイクはあれど、
街中でふつーに付けられているバイクを見るのは初めてでして、
何だか、嬉しんだけど妙に照れてしまいました。
始めた頃はバイク屋さんでもまだほんの少しのお客様だけが使用していたボルトが
今ではふつーに街中で見られるというのはやっぱり嬉しいもんです。
これからも、「64チタンのボルトならベータチタニウムやで」といわれるような製品を
作って行きたいと思いました。
そして、これからは、「ネジのことならベータチタニウムやで」と言ってもらえるようなネジを
作っていきたいと思うのでした。
以上製造のショウジでした。
カテゴリー:螺旋屋徒然ブログ
2012年1月25日
KW-EXSTD新製品ラインナップ!
新製品ラインナップ!
カワサキ車汎用エキゾーストスタッドボルトType4-1 該当純正品番92004-1208
カワサキ車汎用エキゾーストスタッドボルトType4-2 該当純正品番92004-1209
適合車種 91’~06’ ZEPHYR750
ZEPHYR750ではEXSTD-KW04-1(Type4-1)を4本と、EXSTD-KW04-2(Type4-2)
を4本の、計8本の組み合わせでご使用ください。
カワサキ車汎用エキゾーストスタッドボルトType5(M6、17×14)該当純正品番92004-049
適合車種 Z1、Z2(750RS)
※この製品はM6×P1.0のサイズとなります。
大変ご好評いただいておりますベータチタニウム製エキゾーストスタッドボルトシリーズに新製品が加わりました!今回のラインナップでは兼ねてからご要望の多かったZEPHYR750とZ1&Z2用の純正ボルトです。空冷四発の高熱量でもしっかりと機能を果たし、経年劣化にも非常に強いTAB6400エキゾーストスタッド!
大変長らくお待たせしました!
とりあえずこれで一通りのカワサキ車用は出揃ったかな?
引続き今度はスズキ、ホンダ、ヤマハ用も作っていきますので乞うご期待!
カテゴリー:お知らせ
2012年1月23日
螺旋の形をしたもの。
さて、今日のお題目。
螺旋の形をしたもの。
こないだ某所でご相談いただいた内容がありまして。
チタンのボルトで(うちのではない)アクスルピンチをいくら締めてもアクスルシャフトが回ってしまう。
これをベータチタニウムのボルトに変えてみたらちゃんと回らなくなるのか?
そんな案件。
アクスルピンチボルトって、オートバイの場合大体締め付けトルク22N・m(2.24kgf・m)前後なんですが、そのくらいで締めても一向にアクスルが収まらない。というかアクスルの受けの反対のナット側を締めると共回りしてしまうんですよ。なので締め付けトルクを10%くらいあげてみたんですが、変わらず。
正直締めてる感覚でスプリングバックがまったく効いていない。
で、
とりあえず抜いてみると。
転造っぽい加工後はあるけれども見事な切削螺旋。
(転造らしい切削螺旋はまた今度写真でも用意します)
単純に。
螺旋が螺旋の形をしてるだけで、締め付けトルクを発生できない。
つまりスプリングバックが生まれてなくて摩擦でしか止まってない。
もちろん切削でもスプリングバックが発生するようなものは作れるんですが、経験上チタンで切削螺旋というのは基本的にスプリングバックは出しにくいんですよね。そこをなんとかするのが螺旋屋の仕事なんですが、ぱっと見た目だけではわからない所です。もちろんM20等の大きいサイズの螺旋は自社で切削螺旋で作成することもありますが殆どはナット側も自社であわせて作るのが前提な場合が多いです(アクスルシャフト等)
螺旋って作るのは簡単なんですよ。
ぶっちゃけた話、中古で10万円くらいの安い汎用旋盤一台と刃物が2種類もあれば作れるんですよ。
形は。
でもね、螺旋の仕事をさせるために必要なのは形や寸法だけじゃなくて
理屈があるんですよ。
うちみたいな小さな工場でも社外に出せない技もあります。
折角の材料。
特にチタンは他の金属よりも材料費が高いのに。
仕事の出来ない作り方をしているのを見ると、ちょっと悲しくなりますね。
締めたときに『おっ』と思ってもらえるような螺旋。
うちは作っていかなきゃなぁと思いました。
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2012年1月15日
2012年1月13日
お箸
こんばんは、製造の庄司です。
さて、今回はタイトルにあるとおりお箸の作り方を(64チタンですが)
まず、Φ10の丸材を220ミリの長さでカット。
これを二本用意して長さを合わせる。
そして、片方の端を六角に割る
これが持ち手の上部にあたるところになります。
そして、お箸の先端部の加工から始める訳ですが、一気に加工をすると流石に素材のビビリが酷すぎて加工できず。そこで分割加工に予定を変更する。
第一段階。
この時に先端部は掴みやすいように粗めに仕上げておく。
更に継ぎ足しての第二段階。
徐々にテーパー部が太くなっていきます。
第三段階。
テーパー部が終了し、平行部。そして、六角部に繋がります。
先端部を削り落として丸めます。
反対側にはボルト、ナット製造メーカーのこだわりとして、(洒落っ気ともいう)内六角を入れます。
で、最後に磨きあげて完成です。
以上がお箸の作り方でした。
今年も宜しくお願い致します。
製造の庄司でした。
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