ベータチタニウム オフィシャルブログ

2009年6月29日

POPS BIG & MINI RIDING PARTY

突然ですがお知らせです。

先日ヨシムラジャパンさんにちょこっと伺った際にお声かけていただきまして、
今週土曜日7月4日富士スピードウェイにて行われる
『POPS BIG & MINI RIDING PARTY 』
に急遽出展参加が決まりました。

とりあえず色々と開発途中のモノやら新作やらを持ち込もうと思っていますが、

一番の目的は新しく組んだデモ車の試走です。

本当は八耐のMOTOMAXでお披露目しようと思っていましたが、
予想よりも早く仕上がったのでちょこっと体験クラスで走らせてみます。

車両は当日のお楽しみって事で…

まだ、参加締め切りはギリギリ大丈夫そうなので走れそうな方は是非!!

走らない人もブース目当てに遊びに来てください。

それではお待ちしております。

カテゴリー:お知らせ

2009年6月5日

続・12Point

前回の記事に引き続き12Pointについて。

12Pointの記事を書いてから12Pointについてご質問がありましたので、
こちらでもちょっと付け加えておこうかと思います。

こちら12Pointの頭だけを切り出したものですが、ご覧の通りワイアリング穴が二つ開いています。

通常のTi-6Al-4V鍛造だと鍛造材加工の特性上、ワイヤリング穴は普通に汎用機での後加工での処理になるのですが、丸材からの加工品である12Pointであれば、作成時に機械加工で入れることが可能です。
前書の12Pointoの記事でも書いた内容を逆に考えればスプリングバックをかける際に低いトルクでの使用を前提と考えた為に周り止めとしてのワイヤリングはデフォルトであったほうが便利だろうという事で入れておきました。

また今度、実際の装着写真なんかも載せてみたいと思います。

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2009年6月3日

12Point

今回のラインナップ改訂で一番の目玉がこの12ポイントボルト。
サイズはM8、M10の二種類しかご用意していませんがスタイリングはご好評をいただいています。

12ポイントのメリットはなんといっても『締め付けトルクの安定』これに尽きます。
通常の六角ボルト(TIHC,TIHX等)は工具で締め付ける際に6点で押さえるのですが、12ポイントの場合は12点接地で押さえつけます。これにより締め付けトルクをかける際に六角よりもより円運動に近い状態で安定したトルクをかけていけるようになっています。

上=12ポイント 下=六角

さて、しかしながらこの12ポイント。

ベータチタニウム製品をご愛顧いただいているユーザー様はお気づきだと思うのですが、鍛造材を使用していません。サイズ的には他の製品同様Ti-6Al-4V鍛造を使用しているとお思いの方も多くいらっしゃると思いますが、あえてTi-6Al-4V丸棒からの加工をしてあります。

それはあえて鍛造材を使わない事によって伸び率の違う特性を持たせたかったというものがあります。

今までの事例で通常のピンチボルトやブレーキキャリパーのマウントボルト等は多少多めにトルクをかけても大丈夫なのでスプリングバックがしっかりと効くまで締めていただく事が多いのですが、倒立フォークのピンチボルト等を締め付ける際にβ組成とα組成の組み合わせであるTi-6Al-4V鍛造では、スプリングバックが効く前に指定トルクにきてしまうという報告があり、内圧の変化等で規定トルクを超えるトルクを掛けれない箇所での使用で困るというお声があり、通常の鍛造材以外の特性を持たせた製品もラインナップに必要だと考えました。

それが鍛造材を使用せずに尚且つ安定したトルクを掛けれるようにと選んだ形状と加工方法です。

形状的に化粧ボルトと思われる方もいらっしゃるでしょうが、あくまでもベータチタニウム製品の使用用途の幅を持たせるための形状なのです。

それでも見た目は特異なボルトですが、ある種研ぎ澄まされた形状の美しさと私は解釈しております。

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