2009年1月16日
物造りで思うこと。
最新技術はすばらしい。
沢山の人間の英知の集合体
新しい技術が世の中に毎日毎時毎分のように生まれ出てきています。
最新技術が素晴らしい事になんら異論はないんです。
でも、その対極にあるのが既存技術。
技術というのは技。
基本的なスタンスは数世紀も前でありながら、
機械の製造から数十年経っていても
培ってきた技というものは最新技術にも負けないと思っております。
ベータチタニウムのボルトは基本的にTi-6AL-4V転造ボルトです。
カテゴリー:螺旋屋徒然ブログ
2009年1月9日
Real Speed
今日の日記はベータチタニウムの製品をお取り扱い
いただいているバイクショップをご紹介させていただきます
ご紹介しますのは埼玉県さいたま市にあるReal Speed
店内入り口。
GSX-Rが沢山います。
店内にも沢山います。
こちらのショップさんのお得意とするのが油冷のGSX-R
レストアはもちろんのこと、各時代のオートバイに的確に
現代のテクノロジーを使用する発想と技術は脱帽ものです。
店長の齋藤さん。
正直な話、これほどのネジマニアは中々いません。
齋藤店長のネジボックス(趣味編)
趣味編とついているのは、使用目的ではなく、ただ単純に
コレクションとして集めているボルトナットのボックスなんですね。
んで、この中身は到底ウェブで公開出来る内容では御座いませんので、
モザイクをかけさせていただきました。
正直ネジ屋の私が見ても驚く(というかネジ屋だからこそですかね)
非常にマニアックなネジを集めてらっしゃいます。
油冷好きな方、
ネジマニアな方は是非一度行ってみてください。
リアルスピード
所在地 埼玉県さいたま市桜区道場2-21-36
電話番号 048-856-1040
営業時間 AM11:00~PM8:00
定休日 火曜日
カテゴリー:取り扱いショップ紹介
2009年1月7日
Development ?
ベータチタニウム開発というと、
ネジやシャフトの設計や表面処理やらチタンの活用方法
そーゆーことをやってるんではと思われているんですが、結構何でもやります。
(一部では営業メインだろとも言われてますしorz)
いや、やってるんですよ
『開発』
上記で書いたネジやシャフト、表面処理にチタンの特性実験なんかがメインのお仕事なんですよ。
で、
この特性実験ってヤツ
これは結構色々な実験をやります。
振動吸収性
破断試験
対振動試験
引張強度確認
酸化皮膜特性
その他にも、他分野との合同研究なんかをやるんですよ。
そういった内容ってなかなかブログでも書けない事が多く、
日記の更新に対してレスポンスが悪くなってしまってるんですね(言い訳じゃないですよ!!)
そんな開発案件のなかで今回はとある所から依頼があり、
色々な実験を必要とする一つの案件が私の手元に来まして。
珍しく内容公開しても差し支えのない案件なのでちょいと出してみようかと思います。
ぐい呑み。
日本酒の呑み器ですね。
これをチタンで造る価値があるのか?
これをチタンで創る意味があるのか?
遊びじゃなくて、科学的に、そして医学的に。
人体に対しての影響を可能な限り考えて。
やってみようと思います。
カテゴリー:螺旋屋徒然ブログ
2009年1月6日
Machine Elements-Shaft
機械要素としての”軸”
機械要素というものは一つの機械を構成する上で必要とされる部品の最小機能単位を表す言葉なのですが、一口に機械要素といっても結構色々と種類、役割があります。
まずはベータチタニウムの得意とするネジ、
サスペンション等に代表されるバネ、
動力伝達を目的とした歯車、
支点、力点、作用点で力量を変異させるてこ、
運動方向の変換能力を有したカム
そして軸
軸というものは大きく分類すると回転させて動力を伝達させるという役割を持つ主軸と
回転物を軸受を介して受け止める役割を持つ固定車軸の二種類に分かれます。
オートバイに使用されるアクスルシャフトはここでは固定車軸に分類されます。
単純にアクスルシャフト AxleShaftというと車軸の事を指します。
ホイールスピンドルという名称を使われることもあるのですが、
自らが回転運動をするもの=スピンドルという認識をしていますので、
ベータチタニウムではオートバイのホイール受軸はアクスルシャフト=固定車軸という位置付けをしています。
さて、このアクスルシャフトというものをしっかりと考えた場合に上記のアクスルとスピンドルというもの。
機械要素の中で
固定車軸(アクスル)
主軸(スピンドル)
というものは両方同じ”軸”という機械要素に分類されるのですが、
その目的の方向性は違ってきます。
まずスピンドルに代表される主軸に求められる能力
それは非変異性であり、運動中に可能な限り形状を維持しながら回転力を伝えるという能力を求められます。
そしてアクスルに代表される固定車軸に求められる能力は
力の方向性を変換し伝達するという能力色が強くあります。
オートバイのアクスルシャフトで考えると回転物であるホイールをホールベアリング―回転軸受けを介してアクスルシャフトで受け止め、
その両端からフロントサスペンションに対してテンションを掛けていくという仕事をします。
単純に主軸(スピンドル)というものは回転させた際に他方向から掛かる力を受け止め
自らを変異させないように維持する能力が求められ、
固定車軸(アクスル)というものは回転物を軸受を介して受け止めて
正確に力を次の機械要素に受け渡すという能力が求められます。
もっと簡単にいうと
主軸は自らがしっかりとして他の機械要素に仕事を与え
固定車軸は可能な限り他の機械要素に仕事を受け渡す
というイメージですね。
ですのでシャフトを作成しようとした際に、オートバイのアクスルシャフトというものに求めた性能は、
ただ単純に剛性を上げるではなく、軽量化を求めるのでもなく、
可能な限り機械を構成する他の要素に動きを伝えるという役割を一番に考えています。
今日は年始から、私のイメージとしての認識ですが、アクスルシャフトについて書いてみました。
物理的根拠ばかりではなく、認識としてですのでニュアンスで書いている部分も多々あります、
あくまでもこんな考えをベースにしているんだなと思っていただければ気が楽です。
カテゴリー:製品紹介
2009年1月5日
Happy New Year
今年のベータチタニウムのキーワードは
Mechanical Multi Vitamin
色んなところで色んな風に
色々なものに“効く”
そんなTi-6AL-4Vボルトの可能性を追い求めて行きたいと思います。
特効薬はにはならないかもしれませんが、
全ての機械に必要不可欠な栄養素
ネジという当たり前の要素をキチンと見直してみませんか?
ベータチタニウムがお手伝いさせていただきます。
それでは2009年
宜しくお願いいたします。
株式会社ベータチタニウム 社員一同
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