2010年8月19日
暑い!
あっついですね~。みなさん、お盆休みはいかがでしたか?
どうも、毎度木曜日の男庄司です。
昨日ついに工場内の気温が39℃に達しました。
さすがにこうなると暑さ対策が必用になってきますね。
まあ、ひとそれぞれなんですが、庄司の場合の暑さ対策。
①スポットクーラー(これが一番効く)
②大型扇風機(工作機械の放熱が本来の目的)
③お茶
④デオドラントシート(汗拭き用)
⑤最近工場長が持ち出してきた。・・・・
これ。霧吹き。結構ききますね。但しノズルの調整をしておかないとただの水かけになります。
⑥そしてこれがあるからこの夏を耐えることができる!
チューペット。(休憩時間の楽しみ)
となんだかんだ暑さ対策をとりあげてて気がついたこと。・・・・・・・・・
これに日焼け止め入れたら八耐とかわらんやんかあ~
そんなあっつい工場ですが、もちろん、製造もあっつくがんばっています!
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2010年8月18日
なんかとんでもない前フリですねぇ(苦笑)
昨日のキウチの日記なんですが、
『それでエエんかいな』
な感じですね(苦笑)
私とショージしか理解出来ない事を書いてどうするんだ?本日は私用でお休み、マツヤマです。
そんなキウチの日記に乗っかって、今日の日記を書いてみようと思います。
その前に、
恐らく昨日の日記の中で、よくわからなかったと思われるワード”塑性変形”
ちょっと言葉を変えると”塑性加工”と言いまして圧力によって金属を変形させる加工の総称だと思ってくださいませ。(厳密に書き出すと大変なことになりますので専門の方はご容赦ください)
Ti-6Al-4Vって金属の加工についてよく聞かれるのは単純明快
『どうやるの?』って聞かれることが多いです。
旋盤加工をはじめとする切削加工に関しては慣れもありますが、正直そこまで大変なイメージはないんですが、切削加工以外の加工、例えば鍛造や熱処理、そして転造などの塑性加工はまだまだ奥が深いと感じてます(切削が楽って意味ではないですよ)
低ヤング率、高引張強度、そして高い0.2%耐力
特性を一言で表すと『強くて異様にねばい』です。
この”ねばい”って特性が超曲者。
これほど塑性変形に対して微妙な材質はあんまり見かけないです。
例えば世の中には塑性変形が殆ど出来ない材料とかも存在するんですが、
なまじっかTi-6Al-4Vは出来てしまうんですよね…
で、
塑性変形なんかはやっぱり扱いにくいわけですよ。
ねばくて強いんで。
さらに付け加えるならば塑性加工を行う際に、他の金属に比べて異様に高ーい力が必要で当たりが狭いです、個人的な感覚は“ピーキーな金属”って感じ。感覚は金属加工をされてる方にしか通じにくい表現ですが、周りの加工業者仲間に説明するときに使う表現ですね。
私たちベータチタニウムはあくまで加工メーカーですので、
正直な話、物理的特性、化学的性質というのは後回しです。
その辺は製鋼メーカーさんやチタン協会さんにお話を聞くのが精一杯です。
なのでベータチタニウムで何かを造る際は
というか私マツヤマが製品を作っていくうえで重要なことは。
可能or不可能
まずは造れるか造れないかの2択です。
その次に
もつorもたない
という実際の耐久データ。
これは実際に使用してみないと出来ません。
机上の空論では出来ないところですね。
そして最後に
効くor効かない
です。
シンプルですがそれが大事だと思ってやってます。
まぁ効く効かないは主観での考えですので難しいところですが…
そんな感じで仕事しとります。
んんんんん…
なんか最初の方と日記の方向性が違ってきた気がめちゃめちゃするので方向転換。
キウチの言うような『ウリャ』ってのは決して適当ではなくて、転造で気をつけているのは加工の音、オイルの匂い、そして手に伝わる感触。螺旋のピッチや胴径だけではなく外気温や油温で左右されてしまうTi-6Al-4Vの塑性加工、転造。
こればっかりは正直気合ですね、確かに(笑)
なんだかんだとベータチタニウムは10年前から実現してますが
一昔前はTi-6Al-4Vの転造加工は出来ないと言われていました。
そして数年前まではTi-6Al-4Vの長穴加工も出来ないと言われてました。
今ではφ6-200mmからφ30-300mmの加工も可能です。(アクスル等で使う技術です)
まず大事なのは可能か不可能か
加工メーカーなんでそこをクリア出来たときが一番楽しい時でもあります。
そんな脱線日記。
あぁ…
文字ばっかりですねぇ(苦笑)
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2010年8月17日
64チタン合金、転造加工の秘訣
64チタン合金は常温で塑性変形させにくい材料であります。
それは転造加工しにくい材料でもあります。
ピッチ1.75までは問題なく可能です。
「その秘訣は?・・・・・」と、よく聞かれることがあります。
本当、説明に困ります。
社内では、擬音語による会話が成立したりします。
「ここをガァーーーっと削って、そこをクルっと丸めて中空に!」とか
「ガリガリ」とか
「シュー」とか
「ゴン!」・・・・・・・・・・・「コラー!!」とか
話はもとに戻しますが、64合金の転造加工の秘訣は
「ウリャ–」=(気合)です。
言葉の表現方法としては、一番近いように思います。
恐らく、庄司と松山には伝わるんじゃないでしょうか???
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2010年8月12日
こぶたろうさん
こんにちは、木曜日の男 製造の庄司です。
タイトルを見てなんじゃい?と思われた方もいるかもしれませんが、
実は今、庄司が応援している人なんです。
その人の名は神原史直さん。下半身が不自由とゆうハンディキャップをものともせず、ハンドサイクルとゆう手漕ぎ自転車で現在日本一周をめざしている人(連続ではなく、週末や、長期の休みの時に前回の終了地点からスタートするとゆう分割日本一周をしている方)なんです。
入社当時、庄司が螺子でなにができるんだろうと悩んでいるときに新聞で、たまたま同じ尼崎在住の神原さんのこのチャレンジの記事を目にしまして、まだ技術もたいしてないのにこの人の役に立ちたいと思い立ち、半ば押しかけのような形でお手伝いをさせてもらってます。
それからかれこれ三年。当初は未熟な技術で出来なかったものも、今なら造れるものが随分増えました。
その間も神原さんはコツコツと日本一周の道のりを進めてきました。
今年の12月24日にはゴールの予定です。現在は北海道をひた走っております。(北海道は広いので長期の休みに周っているので、本州編では伊豆までこられています。)
会えばそのひたむきさと、笑顔おもわず、応援したくなると思います。
どうぞ、みなさん応援よろしくお願いします。
こぶたろうさんweblog
ハンドサイクル~日本一周分割の旅~
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2010年8月10日
悩ましいネジ
今日はネジの規格に関する話です。
国産のオートバイはメートルネジ以外の規格のネジは使用していないと思われがちですが、一部の車種にはメートルネジ規格以外のネジが使われています。
使用箇所はスポークとニップルになります。
自転車の規格に相当し、径はミリメートル・ピッチはインチとなります。
正直な話、できれば避けたい考えたくないネジの一つです。
海外のオートバイでは、M5・M4.5のスポークも存在しますが、日本国産のオートバイは自転車規格になります。
自転車のスポークは摩訶不思議なネジです。
通常ラインナップのメートルネジ規格以外に、インチサイズであるユニファイネジの販売を始めました。
メートルネジ(M)・ユニファイネジ(UNC・UNF・UNJC・UNJF)・ウィットネジ(W)などで分からないことがあればメールでお問い合わせください。
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