ベータチタニウム オフィシャルブログ

2007年11月26日

ACサンクチュアリー東京ウエストOPEN初日に行って来ました

先週の金曜日にオープンした株式会社ノーブレストのファクトリー部門「サンクチュアリー」の2号店となる『サンクチュアリー東京ウエスト』さんにオープン初日にお邪魔してきました☆

キレイな店内の中には先月のテイストオブツクバにて劇的な勝利を飾ったZレーサー2号機が鎮座していました。

その車両のシートの上には

【SUPER MONSTER-EVOLUTION Class】優勝の記念盾が

さらにオープンのお祝いに上田選手がいらしゃってました。

先日のレースの内容や来季に向けてのマシンの構想など上田選手と話すことも出来ました、内容については来期のマシンが完成してからのお楽しみという事で。

最後に上田選手とZレーサー2号機と各種二輪雑誌で活躍中の西村姉妹との一枚☆

なんだか上田選手が羨ましい!!

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2007年11月15日

バネ下荷重の低減から実感出来る性能についての雑記 その2

さてさて昨日の続きを書いてみようと思います。

『無駄な動き』

単純に考えてサスペンションとはどのような動きを必要とするのか?

単純にバネだと考えれば(あえて走行性能を無視してみる)まず

「真っ直ぐ伸び縮みするか」が必要となります。

しかし、サスペンションというのは直角ではなく常に斜めの力が掛かっているのですよね。
走行中だと水平方向に掛かる推進力と路面から掛かる抵抗を常にサスペンションは受け続けているのです。

まず最初に考えたのは走行中に路面から力が掛かるということは力がドコに掛かるのか?
力というのは基本的に締結面であったり回転軸上、または明らかに剛性の低いところ(細い、又は薄い)に集中する傾向にあります。

という事はサスペンションの周囲の力を整流化させてあげればサスペンションの力がキチンと発揮できるのではないかと考えました。

力を整流化するという事はいままで逃げていた力を逃がさなくする事。
簡単に言うと剛性を上げれば力を逃げずに受け止められるだろう。と考えました。
そこでサスペンションの周囲の部品について考えてみる事にしたのですが基本的に現代のバイクの剛性を上げるといっても大抵は不必要なほどトップブリッジやアンダークランプが大型しておりアルミニウム系といえども十分な剛性は保たれていました。
(剛性とは単純にその部材の総体積を増やす事によって上がります)

最初はトップブリッジをTi-6Al-4Vで作ってしまえば剛性は飛躍的に上がると思ったのですが、製造を考えればとても現実的ではない(加工コスト、材料費)

となると現状のの部材を使いつつピンポイントに力の掛かるところに補助的に剛性を上げてしまえば良いのではないのか?と考えました。

そういう力が逃げがちになるポイントは『その塊で最も細い所』

そうです『ボルト』です

ピンポイントにとなるとやはり取り付けの『ボルト』を高剛性に変えてあげればその周囲の剛性を上げれるのではないかと考えました。

まず目を付けたのがアクスルシャフトのピンチボルト

ここは上下に常に力が掛かるうえに締め付けでかかるネジのトルクがそのまま剛性になる箇所だったからです。

基本的に力が掛かろうとするときに開こうとするこのポイントにTi-6Al-4V鍛造材のボルトを使用することによってアンダークランプの剛性アップが可能になりました。

と、言う事は今までのボルトでは多少なりとも伸び縮みがあったということがわかります。

いままでアクスルシャフトという軸を締結していたボルトが伸び縮みしていたという事はその伸び縮みの分その力の動きがサスペンションに対して常に無駄に力を伝える原因だったという事です。

たった数本のボルトを交換する事によってサスペンションに対する力の整流化が出来ました。
キレイに力が掛かるようになったサスペンションは今まで無駄に使っていたパフォーマンスをもっとサスペンションの動きに使えるようになったということですかね?

引張強度というもので市販金属の中では特筆した数値をもつTi-6Al-4Vだからこその効果だと思いました。

なんだか読み返してみるとダラダラグダグダで若干ニュアンスの違うところのある内容なのですが、最初に感じた初心を思い出す為に書いてみました。

ボルトに出来る事

ボルトにしか出来ない事

これからも色々考えてみたいと思います。

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2007年11月14日

バネ下荷重の低減から実感出来る性能についての雑記

チタンの製品を造っていると言うとよく言われるのが

「バネ下荷重減らす為ですよね!」

っと言われます。

Ti-6Al-4Vという金属の特性は確かに鉄系統よりも比重で60%程しか無いので鉄系統から換装すると軽量化にはなります。

例えば単純にバイクのフロント周りのボルトを全てTi-6Al-4V化してしまったとしていったいどれほどの重量を減らす事が出来るのでしょうか?

恐らく数百グラムだと思います。

「数百グラムでバイクの乗り味が変わるのか?」

「変わったとしても本当にそれが良い方向に向くのか?」

このブログを読んで頂いている方の中にもそう考える方は多いと思います。

実際数多くのレースサポートの実績があっても

【プロにしかわからないのでは?】

っというご意見も多数頂きました。

やはり重要なのは『体感』出来て『感動』出来るもの

そこで自分自身がライダーとしてもドライバーとしても並以下のマツヤマが一般人代表として自社製品のテストでここ一年色々な車両で色々なテストをしてきました。

ボルト数本でバイクや車の動きが本当に変わるのだろうか?

実際に最初はマツヤマも半信半疑だったんですよ

けれども多くの車種でテストし多くの方とお話する中で色々と発見がありました。

まず『バネ下荷重というのは相対効果である』

と言う事。

バネ下と呼ばれる部分と人間も含めたその他重量の対比でバネ下重量の低減による効果は違うのだという事です。
バネ下とその他の重量の対比差が大きければ大きいほど軽量化の効果は高くいということです。

そして、大事なのは軽量なのではなく

『足回りの軽快さ』

だったのです。

軽量と軽快

非常にニュアンスが近いのですが実は意味合いが違います。

軽量ならば軽快なのでは?
と思うでしょうがそれだけだと半分しか合っていません。

例えばバイクの足回りというのは基本的にサスペンションが重要となってきています。
単純にサスペンションの動きが良いとバイクが軽く感じますよね?
(柔らかい硬いの話ではないですよ)

そこで私は
『サスペンションが良く動く為には?』

と考えずに

『サスペンションという機械がどうやったら効率良く動くのか?』

ともう一歩引いた視線で俯瞰的に要因の解析をしてみました。

サスペンションの役割は『バネ』

『バネ』に求めるのはスムーズな動き

スムーズな動きを実現するのに不必要なのは『無駄』

『無駄』を無くすのには…

まず、『無駄』なものって何だろう?

ここで言う『無駄』なものとは実質的なものではない

『無駄な動き』と考えました。

次回に続く…

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2007年11月12日

Ti-6Al-4Vボルトについての雑記

あなたは今から美味しい料理を作ろうと思っています。
あなたは世界中から食材を集めます、
美味しい料理を作るため、
健康な料理を作るため、

そして自分の納得する料理を完成させる為。

あなたは今から自分のマシンを造ろうと思っています。
あなたは世界中から部品を集めます、
速いマシンを作るため、
好みのマシンに近づくため、

それは自分の納得するマシンを完成させる為。

一つの料理を完成させる為に必要なのは、食材、人、そして調味料

ここでいう調味料とは『塩』

全ての料理の基本であり、食材の味と食材の魅力を引き立てる塩

決してそれ自身で主役になることは少なく、
それ単体で自立しにくい存在。

しかし、それ無くしては料理を完成指させる事の出来ない
必要不可欠なピース

素材の味を余すことなく引き出す為に必要なのは
良い塩ではないでしょうか?

上質な塩は料理の新たな側面を引き出せます。

ベータチタニウムで造られるボルトはそんな一粒の『塩』なのです。

決して見た目の美しさだけではなく、満足する味を発揮できる『塩』
使う事によって乗り手にしっかりとその存在をアピールし、
尚且つマシンのクォリティを向上させる
Ti-6Al-4Vチタン合金で造りだす『ボルト』

いまお使いの塩をちょっと上質な物に変えることに
よって得ることの出来るテイスト
いまお使いのボルトを必要な箇所だけTi-6Al-4Vに変えることに
よって得るフィーリング

Performance of Your Force

ベータチタニウムのボルトは感じる性能をお届けします。

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2007年11月12日

Ti-6Al-4V Buell XB用アクスルシャフト

京都のBuell Leo様とのコラボレーションパーツとして生まれたTi-6Al-4V丸材から総削り出しにて作成したアクスルシャフト。

純正形状でも高い剛性を有していたXBシリーズのアクスルシャフトの剛性をさらに引き上げました。

他に類を見ないほどショートホイールベースなBuellという車種はフロントに掛かる力の割合が強い為剛性を上げる事による操作感の向上は特筆物です。

剛性を上げる事によるバイクの軽快感の向上をお試し下さい。

適合車種

Buell XBシリーズ(全種)

開発協力 販売取扱
Buell Leo
京都市左京区上高野古川町18-2
TEL 075-721-0051
FAX 075-703-0057

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