2008年2月26日
2008年2月21日
ヨシムラスズキ鈴鹿8耐 1/12フルディテールキット
モデルファクトリーHIRO様からリリースされたヨシムラスズキ鈴鹿8耐 1/12フルディテールキット
昨年の30回大会の優勝モデルのキットで、先日ヨシムラさんにお邪魔した時に完成した実車(実物?)を見せてもらったのですが、もうただただ凄いの一言です…
ヨシムラジャパンにてばらして撮影
なんかね、ちゃんと青いボルトは青く再現してあるし、サスペンションは可動するし、チェーンは一コマづつ組立式だし、更にシリンダーヘッドにちゃんとガスケット入ってたりするし…
12分の1サイズとは思えない完成度でしたね。
んでもって、コレを一つ手に入れたんですが、ハッキリ言ってコレを造るなんて出来ません!!
M2ミリのネジは造れても、コレを完成させる技術はベータチタニウムにはございません!!
なので作成は他所にお願いしちゃいました!!
が、
それでもただ作るだけでは面白くナイ
と、いうわけでちょこっと小細工をしてみようと思います。
12分の1のミニチュアレジン用に、
実際の車両用に作ったあるパーツを
12分の1のサイズでTi-6Al-4Vで再現
折角だから世界に一台のベータチタニウムでしか作れないレプリカにしてみようと思います。
カテゴリー:螺旋屋徒然ブログ
2008年2月7日
Ti-6Al-4Vホイールナットの効果その2
昨年末発売させていただきましたベータチタニウム製Ti-6Al-4Vホイールナット
前回の記事でご紹介してから多数のお問合せをいただき、即完売、その後作成が追いつかずでしたが本日第二ロット完成いたしました。
御注文いただいていたお客様には本日発送させていただきます。
大変長らくお待たせしまして申し訳ございませんでした。
さて、前回のロットにてご購入いただきましたお客様から、装着インプレッションを頂きました。
装着インプレッションの中で予想より多かったご意見としまして
『燃費が向上した』
というのが多くありました。
最小で5%、最大で15%燃費の向上が認められています。
私自身も開発段階で数十種類の車両でテストしましたが、確かに数車種で燃費の向上は感じていました。ただ、テスト項目の中に燃費計測を入れておりませんでしたので公表できる内容ではなかったので、あくまでもプラスαの効果と認識していました。
走行性能については発表の際に書いた記事の内容の効果を感じていただいけているようです。
今回の燃費アップについてなのですが、恐らくホイール座面とハブ座面における力の整流化とホイール自体の回転抵抗減少により換装前よりクリープで進む距離が増加しているのではないかと推測します。
車を一つの機械と見れば駆動部分のフリクションロスが減少するということは、駆動ロスの低下に直結するのでありえない話ではないのではないかと思います。
ベータチタニウムの現在のスタッフだけではまともにトライボロジーを勉強して解決は難しいですが、この燃費という案件については自社でもデータを収集する項目に追加して、正確なデータを公表できるよう頑張っていきます。
ご購入はベータチタニウムWEBSHOPにてお取り扱いしております。
カテゴリー:製品紹介
2008年1月28日
CB400SS ボルト三本での効果
新カテゴリを作っておきながら全くもって書いていなかった【マツヤマの装着テスト】
本日めでたく第二回のレポートをあげてみたいと思います。
今回のテスト車両はこちら
HONDA CB400SS
ホンダのスタンダードモデルに位置する空冷単気筒
どちらかといえばレースよりファッションのイメージの強いオートバイですが、このオートバイの乗り味をベータチタニウムのボルトで果たして変えれるのか?という実験です。
今回交換した箇所は以下の点
トップブリッジアンダーブラケットピンチボルト×2
アクスルピンチボルト
これだけです
このネジ三本ではたして変わるのか?
…
…
…
変わりました。
とりあえず換装直後に発進し前輪が一回転したときに『ん?』
と、不思議な感覚
このクラスのノーマルの車両は軽やかな足回りで乗りやすいのですがどことなく安定感というものが少ないものだという認識が強かったのですが、一つ上の安定感が感じられました。
例えるならばホーネットやバリオスのフロント周りのような感触
(排気量は下がっても足回りはSSよりいいんです)
今までに比べると非常にシルキーな感触に変わりました。
コーナーやギャップを抜けたときに今までだったら
『ブェブェブェ』って感じで動いていたサスペンションが
『ヒュンヒュンヒュン』と動いていくのがわかります。
それが当たり前だと思っていた元々あった振動が二つ程消えているような乗り味
【割締めに対する効果】でも書きましたが、分割された物体同士を結合しているボルトは力が掛かると開く方向に引っ張られるので、純正で常に引っ張られていたボルトが力に負けて細かく伸び縮みしていてフロントフォークの保持力が不安定になっていたのが、Ti-6Al-4V鍛造のボルトに換装することによりしっかりと締結し、保持力を維持できていた為だと推測されます。
テスト走行する前は換装する本数が少ないために果たして変化が感じれるかわからなかったのですが、予想以上に効きました。
よくよく考えてみると、現在殆どのロードバイクは例えばアンダークランプであったり、トップブリッジなどは締結の為の保持面積広くボルトも2本以上で取り付けている場合が多いですが、このCB400SSという車両はクラシック路線だからなのか全てボルト一本止めなんですよね。
そりゃあ絶対的馬力は他車に劣るものの車重はそんなに軽くないのでその少ない保持面積に大きな負荷が掛かっていた事が予測されます。
ですのでたった三本のボルトを高剛性化させることによって、今までは解消しようの無かった、若しくは改善出来ると思っていなかった効果を得ることが出来たのだと考えられます。
今回のテストはそういった意味でも新しい視点での発見が多く良いデータが取れたと思います。
カテゴリー:螺旋屋徒然ブログ
2008年1月22日
Mini用Ti-6Al-4Vホイールスタッドボルトテストin岡山国際三時間耐久レース
1月21日に岡山国際サーキットで行われたMiniでの三時間耐久レース第15回HOTDOG大運動会に行ってまいりました。滋賀県にあるRIDGEさんの車両で参戦。
今回はチーム名も
【RIDGE+βtitaniumテストマシン】というお名前で出場していただきました。
前回のレースではMini用のホイールナットを装着して走っていただいたのですが、今回はホイールスタッドボルトのテストでした。
因みに製品の写真はまだちょっと載せれないのであしからず
レースの開催された岡山国際サーキットなのですが、天候は非常に悪かったです。
ちょっと携帯カメラでの撮影だったので解かり難いのですが朝の5時過ぎから雪が降っていて外気温が0度、当日の最高気温ですら1.6度と日差しが全く当たらないので路面温度も殆ど外気温と同じという状況でした。
参戦クラスは1300ccのノーマルクラス
改造範囲が最も狭くほぼノーマルパーツで構成されたエンジンでのクラスでした。
車両はRIDGE SAMMY
ベータチタニウム製の部品はフロントはホイールナットと今回の試作スタッドボルト
リアはホイールナットのみ
テスト走行が午前中にあり午後12時からレース開始
結局午後から天候が回復するどころか雪が強くなってきました
いくつかのチームがこの時点で参加を見送りましたが定刻通りレースは12時スタート
しかし予想通りの荒れた展開
各コーナーで次々とマシンがスピンしていきます。
やはり気温と路面がタイヤをグリップさせてくれていません。
が、
一台の車両だけがインフィールドでグイグイ曲がっていっています。
そうです
RIDGE+βtitaniumテストマシンでした。
今回私は主にREVOLVERコーナーの良く見える位置で見ていたのですが
(岡山国際コース図参照)
明らかに他の車と違う動きをしていました。
REVOLVERからDのコーナーまでの動きなのですが、他のチームが大外のラインを前後スライドさせながらクリアしていくのに対してRIDGE+βtitaniumテストマシンはイン側から少量のカウンターでピタッと走っていきます。
イン側のラインでくるっと回れる車両なのですが大外のラインを通っている他車よりもあきらかに加速性能がよく、車体が加速体制に入ってからはまるでワープしているかのように置いていきます。
見ていた感じとしては”踏んでいける”感が非常に強かったです。
しかしレース展開は3時間で6度の赤旗でマーシャルカーが入ってしまいました。
不運にも6度中5度もマーシャルカーの真後ろに入ってしまい上位チームとはずるずると差を付けられてしまいそれでも一度は総合3位まで上がっていたのですが追い上げられずレース終了。
結果総合8位
クラス1位という順位でチェッカーでした。
以下ドライバーコメント
『カウンターのあてる量が少なく細かく操作できたのが良かった、Cのコーナーでは加速時はドライの場合でも多少アクセルのコントロールが必要だったのがこの天候でも踏みっぱなしでクリアできる。
また、ブレーキングでも前回のホイールナットだけの時よりもあきらかに安心感が増えた、路面がこんな状況だったけれどもフロントのグリップが感じやすくリアさえ流れなければ曲がっていける。
出来れば次回はドライの状況で前後スタッドボルトを換装した状態で走ってみたい。』
RIDGE代表上林さん
今回のテストの総評として前回のレースの時にホイールナットを試してもらったのですが、その効果の中で一つ顕著に出ていた効果に『タイヤが丸く感じる』というお言葉をいただきました。
これは走行中に真円から楕円に歪んでしまうホイールを高剛性のTi-6Al-4Vのホイールナットで車体側に伝わる際に真円に近づいたということだったと思うのですが、今回は車体側からの受けをも高剛性化する事によってより一層際立ったのと推測出来ます。
今回は確かに結果で総合では8位と悔しい結果に終わりましたが収穫を決定付けたのはこれも結果でした。
同クラスで1位だったのですが、ベストタイムで2位以下を4秒も離す事が出来たのは一つの成果でした。
カテゴリー:イベントレポート
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