ベータチタニウム オフィシャルブログ

2012年1月6日

新春マツヤマです。

新年明けましておめでとうございます。

会社で電話を取ったら『なんでいるの?びっくりした!』と言われました。

今年も飛び回りますマツヤマです。

そりゃいますよ、自分の会社ですから。
まぁ夕方からまたしばらく長旅に出ますがそれはあまりお気になさらないようにお願いします。

さてさて新春一発目の開発日記。

何を書こうかなと・・・

一年の計は元旦にあり

という事で元旦にコタツの中でちょこちょこと色々な事を考えて手帳に書いていたので
今年の目標なんぞをつらつらと書いてみようかと。

まず私生活について(いきなり仕事関係ない)

①いい加減運動する。
昨年末に昔しごいてた後輩に数年ぶりに合ってあまりに変わり果てた姿だと言われ。
その翌週に肉体改造計画所という名のトレーニングメニューが送られてきました。
後輩君は現役のアスリートなのですが、昔の恨みを晴らすかの如くの鬼メニュー。
久々にランニング&筋トレでもしてみようかと思います。

②楽器を練習する。
トランペットを2年前に知り合いから譲ってもらったんですが、
忙しいと言い訳しながら放置していましたのでを練習しようかと。
トランペットは音出しは特に問題ないので(管楽器は経験あり)
運指を覚えれば行けるだろうとは思ってます。

んでもって仕事について。

①4月に大変更!
まだ詳細は公表は出来ないのですが、4月にベータチタニウムはちょっと大きな変化が・・・
しかしなにぶん初めての事でてんやわんやでドッキドキ。

②4月半ばに始動!
Twitter等で今日もちょっと呟いてましたが、新しい企画を考えております。
ただ、うちだけで出来るような案件では無いので色々な所で相談させてもらってます。
ユーザーさん達には喜んでもらえるだろうけども簡単ではないだろうなと・・・
業界仲間の皆様にはまたご相談させてもらいに伺いますのでよろしくお願いします。

③デモ車を造る!
昨年末からスタートさせた開発日記の新カテゴリ『デモ車をつくろう』
内容がGoose350って発表してからお客様やメーカーさんから色んな
お言葉を賜ってまして、期待していただける嬉しさを噛みしめながら
色んな挑戦をしていければと考えております。
今のところの予定では月半ばにはドッグ入りの予定。
自分でもすごい楽しみな仕事です。

④四輪をがんばる。
TIWNをはじめとした四輪部品、ちょっと開発が止まっていたのもあるので動かします。
新製品というより、新しい規格製品をただいま随時開発中。つってももう図面も上がって
試作もテストもある程度はメド付いてますのでこれは早めにお披露目出来ますね。
さらに今年は競技の分野でも本腰入れます。
ご協力頂く企業様も一社決まりましたので、それは来週のオートサロンでお披露目。
って、うちでブース出すわけではありませんがお楽しみに。

⑤自転車もがんばる。
昨年はDHで永田 隼也選手、ダブルコアさんと共にDHを主体に色々と開発してきました。
今年は永田選手が世界も含めて挑戦をするということで昨年に引き続き開発を続けます。
またやはりロードも少しづつではありますが開発が進んでおります。
自分で実感したいという性分の会社なので最近自転車がプチブームのベータチタニウムです。

⑥当然ながらバイクもがんばる
デモ車もそうですが、昨年販売開始したEXSTD。カワサキの一部車両のみの
販売から始めましたが発売から年末のお問い合わせ内容の中で
『この車種は無いの?』と本当に色々と御意見頂きました。
TAB6400の特性を精いっぱい生かせる製品ですので、少しづつではありますが
ラインナップを増やしていきたいと考えております。
お問い合わせいただいた皆々様もう少々お待ち下さいませ。
また当然その他製品。特にデモ車作成過程で様々な車種別製品もロールアウトします。
当然それはGooseだけじゃなくご要望の多い車種は頑張って造っていきます。

結果。

2012年もベータチタニウムは頑張ります。

もうこれに尽きます。

そんなこんなで2012年、今年一年もベータチタニウムにお付き合い頂ければ幸いです。

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2012年1月1日

2012 迎春

新春のお喜びを申し上げます。
ベータチタニウムでは昨年行いました陽極酸化祭。
予想を遥かに超えて大変御好評頂ましたので、本年も行わせていただきます。
1月1日から15日までにご注文いただきました全ての製品の陽極酸化処理費用を無償でご提供させて頂きたいと思います。
2012年も皆様が艶やかにお過ごし出来るよう、ベータチタニウム社員一同、心からお祈り申し上げます。

※なお、陽極酸化処理の再処理加工は通常受注となります。

キャンペーンの無料対象は新規ご購入製品に対してのみとなります。
また15日以降で陽極酸化処理が立て込み、陽極酸化処理品に関しましては、通常時よりも出荷が遅れる場合がございます、ご了承くださいませ。

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2011年12月31日

今年一年ありがとうございました。

こんにちは、木内です。

今年を振り返ってみると鉄をほとんど削らない工場になっていました。

これも時代の流れなんでしょうか?

創業以来、目指していたチタン合金以外に、インコネル・ハステロイ・純ニッケルなど特殊な合金が増えています。
そして意外なことに、純チタンを削ることがほとんどない特殊な工場になっています。

今年の夏ぐらいから来年の計画は練っていますが、顧客に満足頂き喜んでいただくことが最終的な目的です。

オートバイ業界に初めて陽極酸化処理のボルトを売り込んだ時のような感動をお伝え出来るような年になればと思っています。

それでは改めて、今年一年ありがとうございました。
また、来年もよろしくお願いします。

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2011年12月25日

EXスタッドボルトとチタン

今年リリースした製品で反響の大きかったもの。

エキゾーストスタッドボルトでしたね。

通常チタンというものは須らく『齧りやすく』『焼きつきやすい』という印象が強いので、こういった高熱にさらされ、尚且つ水滴や潮風に直接さらされるエキゾーストスタッド等に使用するということに対しての印象はあまりよくなかったのかもしれません。

具体的にエキゾーストスタッドボルトの最大の『難点は齧りやすく焼きつきやすい使用方法』だということ。

この問題点というのはチタン独自の性質である、熱による酸化のしやすさと、酸化の際に接触する他の金属との電飾が大きいという点にあるのですが、これは弊社の得意とする転造処理での螺旋山の作成で殆ど解決出来るのです。

転造螺旋とは通常一番ありふれている螺旋の加工方法なのですが、これはボルトというものが、基本的に大量生産を前提に作られている製品であるからで、TAB6400を含む殆どのチタン合金のボルトというものはロットが100~1000とボルト作成においては非常にロットが少なく(工業用量産ロットだと10000~)基本的にはあまり転造螺旋というものは用いられませんでした。その場合使用される加工技術として切削螺旋がチタンでは多くしようされてしまい、齧り焼きつき等の事故が多く散見されました。(切削で転造よりもそういった事例が多いのは上記転造螺旋の記事をご覧ください)
チタン=齧る、焼きつくというのは間違いではないのですが、加工方法によってはそのネガティブな要素というものは回避出来る、回避以上に使用用途に適合出来るということなのです。

転造によってある一定以上の酸化皮膜を確保させることが出来れば、エキゾーストスタッドとしてかかる熱量で酸化を進めにくく(あえて進まないとは書きません)することは可能なのですね。酸化による焼き付きや齧りによる心配が少なくなれば、そこから先はチタンの特色としてある対腐食性やTAB6400の持つ繰り返し使用に対する強さがキッチリと仕事をしてくれます。

決して目立つ箇所ではないのでしょうが、長く一台を乗って行く方にはぜひお勧めの部品です。

螺旋屋ベータチタニウムの本領発揮、どうぞご賞味くださいませ。

あ、

そろそろラインナップも増やしますよー

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2011年12月24日

0.5ミリ追加工

こんばんは。製造の庄司です。

先日のバイクセブン伊丹店さんのイベントに来られたお客様から「リヤのローターボルトがキャリパーの

ステーに擦れるので、この際64チタンのローターボルトに交換しようと思うんだけど、

そのままの厚みだとやっぱり干渉しそうなんで、薄くできる?」と。

「出来ますよ。でも、どれ位追い込むかは実際に測ってみないとわかんないですね。」

お客様、「うち、きみんとこの会社に近いから今度バイクもっていくわ。」

「了解です!」

てなわけで・・・・

お客様御来社です。

バイクはこれでした。

で、ローターボルトを見てみると

なるほど、擦れる程度ですが干渉してますね。

で、計測結果当社のローターボルトなら0.5ミリ薄く(3ミリから2.5ミリ)追い込んであげれば大丈夫なので追加工する。

(手前が追加工をしたローターボルト。わかるかな?)

単に頭頂部を削るのではなく、従来品と同じような見た目になるように心がけてます。

(6本加工したところ。)

で、今回はこれに陽極酸化をしてお客様のもとに行く予定。

お客様、しばし、お待ちを~。

以上製造の庄司でした。

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