2012年7月29日
2012 SUZUKA 8H Before the Start
ゼッケン090テルル&イー・モバイル ・ Kohara RT
ゼッケン104TOHO Racing with MORIWAKI
以上、日本特殊螺旋工業ベータチタニウム サポートチーム
8時間スタート。 もうすぐです。
カテゴリー:イベントレポート
2012年7月28日
Connecting rod TITANIUM-ALLOY Forging
この度、MotorLab社との共同企画により。
チタンコンロッド、始めました。
チタン合金の恩恵
コンロッドを軽量化する上で、材料を変えるということは最も有効な手段です。
ムービングパーツの軽量化はエンジンの特性に大きな影響を与えます。自重が軽くなるため、慣性マスに起因する各部の抵抗や振動・負荷を低減することができるのです。
レスポンスの向上、最大出力及び最高回転数への寄与など、エンジンをより刺激的に仕上げるための、大切な要素となるでしょう。
ネガティブ要素を克服する
しかし、鉄系の鋼材からチタン合金にすることで、硬度や引張強度の低下を招くという側面もあります。コンロッドは常に大きな負荷を受け、変形を続けています。燃焼圧力を受ける=圧縮荷重時は最大の負荷がかかります。上死点後は、引張荷重を受けます。これらの荷重を受けながら、各部の変形がエンジンにダメージを与えることの無いよう適正な設計を行わなければなりません。鉄系の合金より強度が落ちた分、細部の形状を変更しながら破壊に至る原因を確実にクリアしていかなければなりません。
チタン合金の機械的性質上、現状のままではコンロッドとして機能することはできません。まず、大端部にニードルベアリングを使用するため、ベアリング鋼を使用したスリーブを圧入し、荷重や磨耗に耐えられるようにします。(非分解コンロッドの場合)
小端部には銅合金を使用したブッシュを圧入して使用します。フリクションロスを軽減できるだけでなく、ピストンピンクリアランスが広くなった場合でも入れ替えて使用することができます。
まずは分解クランク用コンロッドとして、SUZUKI GOOSE350用を発売予定です。
予価180,000円
本日より鈴鹿八時間耐久レース MOTOMAX会場内で展示しております。
カテゴリー:螺旋屋徒然ブログ
2012年7月27日
TAB6400ELI CHOPSTIK
金偏に太いと書いてチタン。
日本特殊螺旋工業ベータチタニウムとしてお箸を削り出しました。
まず、食べ物を口に運ぶという事でもっとも大事なのは安全性。
拘ったのは 素材
今回使用したのは日本製医療用チタン合金 TAB6400 ELI(F136)
金属の中でも生態親和性が非常に高い金属、チタン。
その中でも人工骨や人工関節に実際に使用されている医療規格に特化した材料で
そして螺旋屋としての拘りは螺旋式弐分割構造。
滑らかな手触りで短く、コンパクトに分けられます。
もちろん組んだときにも滑らかな使い心地を得れるよう
高い精度で削りだしてあります。
螺旋屋としてチタン屋として、そして日本の物造りとして。
ベータチタニウム渾身の逸品
日本特殊螺旋工業謹製
どうぞご堪能下さい。
ご購入はコチラから
カテゴリー:お知らせ
2012年7月25日
2012年7月24日
ペダルシャフト
ペダルのシャフトをチタン合金に変えるとどうなるのかを試した事があります。
実際に売るとか売らないとかは別として、どう感じるのかを知りたかったというところです。
昔のペダルと言えば知ってる方もいらっしゃると思いますが、ベアリングのボールがシャフトに当たってるタイプです。
昔のペダルは全てこのような製品だったと記憶してます。
オートバイなどではベアリングのボールが当たるベアリングシートに、チタン合金は使えないとお客様にも説明していますし、ベアリングシートの硬度はHRC60に対しチタン合金(Ti-6Al-4V)はHRC30程度です。
即座にダメになります。
自分のヘナチョコ根性なしの足では「大丈夫かも?」という安易な考えで作って走ってみましたが、やはり約100km走ったらガタが出てきて、カリカリ音が出始めました。
やはりと言えばやはりですね。
ただ、今のタイプのペダルシャフトでしなりと剛性を両立出来れば、特にヒルクライムには効果が出そうです。
軽い強いと言われているチタン合金もベアリングシートには不向きですし、チタン合金以外の構造用鋼も表面処理なしでベアリングシートに使えるものではありません。
カテゴリー:螺旋屋徒然ブログ
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