ベータチタニウム オフィシャルブログ

2012年12月28日

最終日

こんにちは、製造のショウジです。

昨日の夕方に最終の出荷が終わり、今日は一日大掃除です。

これにて、今年の仕事は全て終了です。

個人的にはとても濃い一年でした。

仕事の内容もそうですし、出会った人たちも色んな方面からの出会いがありました。

いいこともあり、そうでなかったこともありましたが、ひっくるめて来年に活かせればと思っています。

来年の更なる飛躍を願って。

皆さんも良いお年を。

以上、製造のショウジでした。

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2012年12月21日

失敗というか、勘違い。

こんばんは、製造のショウジです。

今日は冬至ですね。会社の外も雨が降って寒いです。

こんな日は近所の銭湯に今日限定の柚子風呂に入りに行きたいですね。

年の瀬のバタバタでエライ勘違いなものを作ってしまいました。

ながい・・・・ていうか長すぎるんですね。

ロードの自転車のフロントフォークにハマり込むブレーキキャリパーの取付ナットなんですが、

75ミリもあります。実はナットはこんなに長いのはいらないんですね。

フロントフォークの厚みが増したことに対応して作るのは実はこっちが正解。

ナットではなく首下の長さが75ミリあるボルトの方が必要なのでした。

因みにノーマルの長さから比べるとこんなにちゃいます。

ついでにナットも。

ナットは使いませんけどね。作ちゃったんで。(笑)

BICYCLE STUDIO MOVEMENTさんからのご注文で作ったんですが、

実際にどんな自転車につくかは謎のまま。

ある意味創造にまかせて楽しんでいるショウジでした。

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2012年12月14日

試作ボルト。

こんばんは、製造のショウジです。

そろそろ、年末の駆け込みの製作依頼が押し寄せてきてます。

できるか?できるのか?気合いで乗り切りますよ。

風邪だけはひかないようにしないとね。

そんな、ドタバタの中でつくりました。

じゃん。

GSX1000R L1 以降モデル。

ボルトもどんどん新しくなってきてますね。

純正はテーパー形状なんですが、ぱっと見てわかるようにそこはウチの特徴を出しての六角形状。

とりあえず、テストをするので、うちのマツヤマに渡しておきました。

早くラインナップになってくれればいいな。

以上 製造のショウジでした。

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2012年12月14日

知ってるつもりでも知らない材料の話

本題に入る前に12月15日のイベントに関するお知らせです。

松山が関西で所用がある為に私がヨシムラさんへ行く事になりました。
ネジに関する事、チタンに関する事、材料に関する事など、チタン合金ボルトメーカー側の話をさせていただけると思っています。
専門的になりすぎる事も多々あり、社内では批判を買う事も多くありますが、その場で色々と質問してください。

という事で・・・・・

「知っているようで知らない材料の話」

インコネル・ハステロイなどといった材料は名前ぐらい聞いた事がある人もいると思いますが、モネル・カーペンターも良くボルトに使われる材料として知られています。実際、私もネジ業界に関わるまで鉄・ステンレス系は理解できていても、全く知りませんでした。
一時期、JISハンドブック「鉄鋼Ⅰ・Ⅱ」が愛読書だった時期があり、材料に関しては人並に分かってるつもりではありましたが、日本国内材料メーカー独自に開発した材料に関しては、自社での品番が付くのでJISハンドブックには記載が無かったりで色々と教えてもらった記憶があります。

ボルトとして使われる事が無い快削鋼・バネ材・工具鋼などは社内でボルトとして加工する事が無いに等しい材料なので、SWRH・SUMも生活してる中で必ず触れてはいても材料名を知ることの無い材料となっています。

知らなかった材料名を少々(笑

アンビロイ、HP35N、ASK1500D、ASK2600S、MA22、MA276、スターバックス・・・などなど

その他、規格が違うと品番も変わり、ASTM、AMS、DINなどの表記になってくると調べるのに苦労します。

多分、材料に関する知識と勉強はこの仕事をしてる限り続くものと思います。

それでは、関東方面のみなさんとお会いできるのを楽しみにしています。

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2012年12月7日

試作ですけど・・・・・

こんばんは、製造のショウジです。今週もばたばたでした。

工業系ではいろんな難削材を(カーペンターとか、モネルとか、ハステロイとか、インコとか・・・)

で、それ以外では、自転車系の部品の依頼が多かったです。

で今回は、何かというと・・・・

とりあえず、試作ですけどできたので・・・・

これ。

64チタン製タッピングスクリュー

大変でした・・・・何が大変かって言うと、全部!(作ってみて初めてわかる大変さ・・・・)

普通タッピングスクリューは冷間鍛造で製作していくものなのですが、64でそれは出来ないので切削になります。

実際医療で使われているボーンスクリューなんかがそうなんですが僕はつくったことがなかったのでチャレンジです。

で、実際に作ってみると先ほどの感想です。

まず、ねじ山。普通のねじはねじ切りバイトなるものがあるんですが、タッピングの場合はねじ切りバイトがないので(多分ない。)

それにあった形のねじ切りバイトを作るとこから始めないといけません。

見本の形に似せて作りますがなかなかいい形のバイトができるまで結構ぺけをつくってしましました。

次に頭加工。写真のタッピングスクリューは螺旋径4ミリで長さが10ミリのものなんですが、

頭加工のときにねじ山が潰れたり、頭そのものが加工中に折れてしまったりしました。

で、さらに頭の内六角も矢打ちの際に吹っ飛んだもの多数。

でも、とりあえず形にはなったのでひとつ技術の階段を上れたような気がしました。

ただ、厳密に言うと今回のはサンプルのコピーを作ったんですが、螺旋の規格の本にあるスクリュー螺旋とは異なっていました。

この規格に合った螺旋が作れるようになったらまた報告させてもらいます。

以上、ショウジでした。

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