2013年6月14日
今年もちょこっとランキング。
一気に工場内の気温が上がりだした今日この頃。皆さん大丈夫ですか?
社内でも補給飲料がお茶とポカリになりました。
熱中症には注意です。
さて、先々週に決算棚卸が終了して、ボルトとナットの集計結果が出ました。
そこで、またちょっこっとランキング。
その前に去年のランキングはというと・・・・・
1位 TITC 08040
2位 KW 08030
3位 KW 08020
というランキングでした。
今年のランキングは
1位 KW 08030
2位 TITC 08040
と、ここは前年度の1位と2位が入れ替わりましたが、やはり定番の根強い人気です。
そして3位は
なんだと思います?
実は社員も思いつきませんでいた・・・・・
第3位は
ちょっと、コレには一同ビックリ。
しかし、この結果を見てマツヤマは「考えついた者として素直に嬉しい。」
工場長は「頑張って作りました!」
とのコメント。(笑)
実際使ってる方からの感想を聞いたところ
「いつも、ナットが緩んでしまっていたところがコレに換えてから全く緩まない。」
「この安定感がいい。」
との、声が多かったですね。
リピート率高しです。
さて、今期は何が人気商品になるかな?
以上 製造のショウジでした。
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2013年5月31日
総決算
こんにちは、製造のショウジです。
今日は前日にも書いてありましたように決算の棚卸中です。(現在進行形)
一年の総売り上げがメインなんですが現場サイドとしてはどのような物が一年で売れたかの
データ把握がメインとなります。
それによって来年度、どのような物に力を入れていくかを決めていく基準にもなります。
ちょっとどきどき。
あとは在庫の管理ですね。
事務サイドは製品在庫の管理。
(当然全部数えます。)
現場サイドは鋼材の管理です。
(鍛造材一杯)
(丸棒も)
これらもデータによっては来年度の注文数が変わってくるかも・・・・
がんばって終わらせます!
でわ、製造のショウジでした。
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2013年5月27日
製品と商品。メーカーとメイカー
最近とんとブログご無沙汰してます。
中々更新せずにいた言い訳がましい事とかちょっと考え方が変わって来た事とか、後は自分たちの立ち位置とか、そんなこんなもまとめて色々と書きたいことも溜まってきたので今日は一気に書いてみようかと思います。いつもにも増して取り留めのない文章になりそうな勢いがすごくするのですがご愛嬌。
株式会社ベータチタニウムから日本特殊螺旋工業株式会社へと社名変更してはや一年。結局何が変わったのかというと今のところ会社の実印が大きくなって、請求書に名前書くのが長くなったと言われることくらいしかなかったのですが、色々と着々と準備をしていました。
何の準備かというとここで話はぶっ飛んで表題へ
『製品と商品。メーカーとメイカー』
今までベータチタニウム時代から自社の売り物の事を漠然と『製品』だと認識していました。『商品』ではなく『製品』。これは商いを始めるときに代表と色々と話していた中で自分たちは自分たちで物を造る側であるという意識を共有し、それは会社で働く製造側も事務側も根底の意識は同じでした。
そしてメーカー。
メーカーとはなんぞやという話を他社の技術畑の人間と話してたんですが、今現在例えば二輪、四輪、自転車、その他全てのカテゴリーでメーカーとは『売り物の総元締め』という認識が自分でも思っていましたが、ちょっと違いますね。
メーカーとはMakerとはMakeする。
造る人達なんですね。
メーカー自体が和製英語のような扱いになってますがメイカーと認識すればちょっと面白い。
そして自分たちはボルトナットをMakeする人達、ボルトナットのMakerなんだと。
そんな今更わかりきった事をと。
で、そんなMakerと双璧をなす商社や問屋さんの立場としてDistributorがありますね。
いわゆる仕入れて来て流通させるというビジネスの世界では非常に重要な方たちです。
しかしここでのDistributorとMakerの差と言うのは根底の意識の差しかなく例えば図面と設計を自社でやって外注さん等で製造し販売まで手がけるようなところはどっちに入るんだと言われればそこにカテゴライズは難しく。そこで役立つのは和製英語のメーカー何じゃないだろうかと思います。
後は日本国内に無いものを海外から輸入するDistributorさんたちもこのメーカーという扱いで認識されていると思います。
ここで上記のMaker、Distributor、製造業、商社、問屋の貴賎を語る必要は無くどれ一つとしてユーザーに物を届ける上で必要不可欠な存在なんですね。
それを踏まえた上で自分たちは何なのか。
Makeする人達
この純然たる事実
この前提条件で12年間螺旋屋さんをやってきた我々。
そしてベータチタニウムという会社から日本特殊螺旋工業へと社名を変更した理由の一つ。
それは『ベータチタニウムを1ブランドとして扱うという事』
です。
またまた話は飛びに飛び
12年前、2001年。世は大製造業不況の時代。
バブル以降日本国内の製造業は軒並みアジアを初め海外の生産拠点へと移って行きました。タイミングよくWebの発達もあり海外とのやり取りが簡易化されたのも大きな要因だったなと思います。
そうして海の外へと行ったモノづくりは日本国内では如何にして残るのかという所で、あるところは技術を進化させ腕を磨き。あるところは設計開発部門のみを残しMakerからMaker&Distributorへと転身を余儀なくされていった時期でした。
そんな中、尼崎で産声を上げたベータチタニウム。
始まりから佳境に立たされたベータチタニウム。
何を考えて、起業したんだベータチタニウム。
そんなことをギャーギャーと言い合った時代もあり。
どうしたら生き残れるのかと、みんなで話し合った結果
『大量生産大量消費を推奨しない』という螺旋屋としてあるまじき考えに至りました。
これだけ聞いてれば「馬鹿なんですか?」と思う諸兄が殆どだと思うのですが、『螺旋は多分僕らが死ぬまでなくならない』という漠然とした希望にも似た考えと、殆ど陽の目を見ることが無かった『螺旋屋』が自社で営業をかけ試作品や小ロット対応という大量生産でのコスト低下が基本のボルトナット業界の真逆を行く方向でした。今思い出しても同業他社から「んなことヤメてうちの量産手伝え」なんて浴びるほど言われました。
しかしこうと決めたら短気で頑固な連中だったので逆に突っ走ってしまう性分で(今もあんまり変わってませんが)なんだかんだと12年乗り越えてまいりました。
当初から他社との違いを全面に出し、というか機材的にそうせざるを得ない状況に追い込み働いていましたが、少しづつですが顧客が増えていき様々な勉強も出来る機会があり社全体で成長できてました。
そしてヨシムラジャパンさんからお声をかけて頂いての二輪業界参入へとなったのです。
ここでも持ち前の逆向性質が爆発しチタンのボルトは『軽い、錆びない、綺麗』という概念を否定はせずに『強い』という特徴を全面に出してきました。
そうして二輪業界では閉じかけていた”チタンボルト”というマーケットを”チタン合金ボルト”として新たに開拓していきました。そうすると今までチタンボルトという名称で扱っていた他社さんもチタン合金ボルトと表記を替え、チタン合金からTi-6Al-4Vチタン合金へと替えるとまた付随して業界的にチタンとチタン合金、そしてTi-6Al-4V通称ロクヨンといういままでチタンボルトとしか明記されていなかった分野が住み分け出来るようになりましたね。
最終的に日本国内生産材料TAB6400まで表記をあげたら誰もついてこなくなりましたが。
特にアクスルシャフトなんて純正部品が数千円で変える物を15万overという価格で出したもので結構話題となってそして叩かれましたね。
これはそろそろ改めて製造過程をある程度オープンにしていこうと思うのですが、正直一番手間のかかる造りを採用しました。そんな高価なシャフトがでてある程度市場が賑わうとやはり追随してくる企業さんも出てきて、その度に「こないだどこどこからもっと安いの出たよ?安くなんない?」って言われてきましたが安く出せるなら最初からそうしてますよという製造コストを守っているので応じることはありませんでした。
安い製品がでたらそっちにお客が流れるというご意見も頂きましたが、アクスルシャフトを交換するというマーケットが活性化してくれれば自然とややこしいものは自社に流れてくるのもわかってましたから、どちらかというとそれに関しては歓迎はしてたんです。ただ、文字通り図面を”盗む”という輩も出てきたので色々と注意しなければならんなと反省することもありました。
こういった自社より安い製品が出てくるのはあまり脅威には感じないのは一番コストが掛かる造り方をしているというMakerとしての自覚があるのでそこはそこでと意識を分けて考えておりました。
で、そんな拗ねた考えで仕事をしていると類は友を呼ぶと言いますか。
価値観の近い人達と仕事をすることが多くなってきました。
それはMakerの類は友だったんですね。
日本特殊螺旋工業の取り扱うベータチタニウムというブランド。
ここにDistributorとして他社の製品を自社ブランドとせず扱うという方向に動いています。
他社の製品となるとそれはMakeしていない製品ですね。しかしベータチタニウムを12年やってきたんなら製品預けても良いよといってくれるMakerの方と色々と話して、悩んで、考えて、そして手を結べる時期がやってきました。そして一個預かるならもういっそのことガッツリやっちゃえということでコチラが同類だと勝手に思い込んでいる職人さんたちにも声掛けさせて頂き自ら逆境に突っ込んでいっております。
他社製品のDistributorですが、日本特殊螺旋工業というMakerとして他社のブランドを預かるという覚悟をようやくですが固まりました。
専門分野以外の製品を預かるということはユーザーへの言い訳をして良いということでは無いことは重々承知の上ですが、類は友の方々のバックアップの元、総合的に成長して、また螺旋にも生かせるようにならねば、と。
そんな覚悟を決める一年でした。
ここまで話し口調に近い言葉で書かせていただきましたが、
お見苦しい文章でここまでお付き合い頂いた方、本当にありがとうございます。
あ、
それで最初に書いた言い訳なんですが、いま絶賛カタログ作成中です。
ウチの今までのA4見開きから一気に20P超のカタログ頑張って造っております。
来月中頃から末までに印刷終わるようにがんばってますのでお楽しみに。
うん、言い訳にはなってないですね。
それではまた来週!!
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2013年5月17日
ナットのピッチの測り方。(あくまで、目安)
こんにちわ、製造のショウジです。
今回は、いつもお客様からオーダーいただいてるボルト&ナットのピッチについて。
ボルトの方のミリピッチなら外側から見て螺子山の頂点から次の螺子山或いはもひとつ隣(二山先の)頂点までの距離で螺子のピッチは測れます。
例えばM10Xピッチ1.25の場合ですと隣の螺子山ではわかりにくいので二山先で測ると2.5ミリとわかりやすくピッチの判断もしやすいかとおもいます。
ただし、これはミリピッチの場合でインチ目は又違う測り方になります。
インチ目は基本1インチ(25.4ミリ)を基本に螺子の山数でピッチが決まっていくので、山数を測るピッチゲージなるものを使ってピッチを測ります。
例えば、3/8インチ16山の場合ですと螺子ピッチは1インチ(25.4ミリ)を16山で割った数値がインチのピッチになります、この山数も色んな山数がありその山数によってピッチが変わっていくのです。
では、ナットの場合はどうやって測るかというと、基本下穴の径を基準にしてピッチを割り出していくことをします。
例えばM10Xピッチ1.5の場合ですと10から1ピッチを引いた数、(10-1.5)つまり8.5が下穴径となるんで、そこから逆算的にピッチが推測出来るというわけです。
しかし、この方法はあくまでも基準としての目安であって、世の中やっぱり一筋縄ではいかないボルトやナットが存在するのも事実です。
特に自転車・・・・・
先日オーダーいただいたナットなんて何じゃこのサイズ。見たことないわ~。
百戦錬磨な社長を持ってしてもおそらくはと、推測でしかサイズが出せない不思議なナットでした。
ナットだけですとわかっているサイズならそれだけで作ることが出来るんですが、
無いものはどうしても現物あわせになってしまうんですね。
なので今回はボルトも計測できたので、そこから作成は可能です。
いやしかし、シミジミまだまだ知らんことは一杯あるなと思い、
あらためて決め付け、思い込みには気をつけようと思う次第でした。
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2013年5月10日
町歩き
こんばんは、製造のショウジです。
先日のイベントの時にあったことなんですが、
お客様が展示のボルトをマジマジと見ておもむろに
「このボルトの切削条件はこんな感じやろ。」と
ビックリ!ほぼ当たりです。
もしかして・・・・とたずねてみると、やはり同じ加工業者の方でした。
いろんな街で展示会をしたりしているとたまに同じ加工業者の方にお会いすることがあります。
よくよく聞いてみると町工場の人だったりします。
僕達も外回りをしていると看板も出していないけど玄関明けたら機械がドーン!なんて町工場がたくさんあります。
しかも、そんなところの親父さんというのがメチャ職人さんなんてことが結構あります。
侮りがたし。
そんなこともあるので、僕は時々街歩きでここは何の工場かな?と覗き見してます。
皆さんの町にもそんなところがあるかもしれませんね。
因みに当社もはじめて来られるお客様は一回は素通りしてしまう確率高しです。(笑)
以上、製造のショウジでした。
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