2007年5月14日
A.C.SANCTUARY訪問
先日の関東出張の際に東京都江戸川区でZ系パーツの販売、車両作成、レース活動と多岐にわたり活躍されているNOBLESTさんのお店A.C.SANCTUARY東京本店さんにお邪魔してきました。
今年の東京モーターサイクルショウの時にお話しする機会がありまして今回関東出張という事でお邪魔してきました。
店内に案内していただくとRCMのマシンがズラリ
時代を感じさせない作りとでも言いましょうか、迫力を感じました。
今回はお仕事の話よりもお互いのご紹介みたいなお話をしました。
ボルトのこと、チタン合金のこと、今現在のバイクとその環境の事、あっという間に過ぎましたが大変有意義な時間を過させていただきました。
次回も関東に行った際は是非伺おうと思います。
株式会社ノーブレスト
東京本店(A.C.SANCTUARY)
東京都江戸川区一之江1-9-16本社第一ビル
TEL : 03-5663-7620 FAX : 03-5663-7621
カテゴリー:取り扱いショップ紹介
2007年5月13日
2007 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第3戦 筑波 観戦
今日は筑波サーキットで行われていたMFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第3戦を観戦してきました。
全日本観戦で筑波は初めてだったので結構楽しみでした。
朝の九時にサーキット到着。
まずは入り口近くのヨシムラジャパンさんのところへ伺いました。
っと何もありません。
マシンはコース近くに移してあったのでこっちは休憩用みたいになっていました。
いつもは何かしらマシンが並んでいるので逆に新鮮だったのですが何も無いのも寂しいので格納してみました。
ハイ、松山です。
なんかヨシムラマシンの気持ちが少し感じれます。
というか今この瞬間は私がヨシムラマシン!?っと錯覚してしまいそうでした(興奮で意味不明デス)
その後午前中はレース観戦しながらとりあえずぷらぷらと各チームのピットを見学です。
午後からST600の決勝を観戦、今回の筑波は「激観シート」なるものがあり私はダンロップコーナーと第二ヘアピンの間で観戦しました。
近いですね~
マシンの挙動がわかる位置での観戦は新鮮でした。
ST600はTEAM GREEN高橋 英倫選手
team HARC-PRO小西 良輝選手
伊藤RACING・GMDスズカ奥野 正雄選手
の順で、ヨシムラスズキwithJOMOの行方 知基選手は15位でした。
続いてJSB1000の観戦です。
今日のレースは直後に赤旗中断、再開後また赤旗と結局ヒート3まで持ち込まれました。
結果は
TEAM GREEN柳川 明選手
WINs SUZUKI R.T秋吉 耕佑選手
ワイズギア・レーシング阿部 典史選手の順でした。
ヨシムラスズキwithJOMOの酒井 大作選手は8位、渡辺 篤選手が9位という結果にでした。
今回の筑波ラウンドは本当にST600、JSB共に1~3位別々のメーカーが表彰台に上がり各メーカーが力の均衡した戦いをしていたように感じました。
っと、ここまで書きましたが私どーもレースレポートとやらが上手く書けません(哀)
次のオートポリスでの第四戦も見に行きたいと思いました。(社長、宜しくお願いします。)
カテゴリー:イベントレポート
2007年5月11日
シンガポールでベータチタニウム
先日、シンガポールに旅行に行ってきた友人から現地のオートバイ雑誌をお土産にいただきました。
MOTOR CULTURE
表紙には爽やかなお兄さんと巻き髪の女性がCBRでタンデムです。
この号の特集はCBR1000RRのインプレ記事みたいですね(英語は読めません)
読んでいてシンガポールではスーパースポーツが人気が高いのがうかがえます。
巻末にオーナーミーティングの集合写真っぽいのがありました。
ど真ん中に写るのはヨシムラジャパンJSBレプリカ
シンガポールでも人気があるのでしょうね~
日本でもWSBやBSBのマシンのレプリカに乗っている人も居る事を考えれば不思議では無いんでしょうけどね。
ところどころ英語表記の記事を読んでみるとオーナーはチェンさんというお名前みたいです。
ヨシムラレプリカに乗っていると言うだけで不思議とこのチェンさんに親しみが生まれますね~
そしてもしやと思ってよく見てみると…
ありました!!
ベータチタニウムのスポンサーロゴ
写真だとわかりにくいですが確かにβTITANIUMと判別出来ます。
異国のライダーのバイクに自社のロゴが入ってるというのはチョットうれしいですね~
ナイスですよチェンさん
良い仕事してますよチェンさん
でも、
でもね、チェンさん
ベータチタニウムのロゴまで再現するくらい見事にYOSHIMURAレプリカを再現してるのに…
マフラーがアクラポ○ィッチってどーよ??
ヨシムラさんのシンガポールでの販売網拡大を期待します。
カテゴリー:お知らせ
2007年5月10日
Riding House にお届け物
え~
昨日のチタンのお話の続き
【チタンは「錆びない」?】
を書こうと思っていたのですが上手く書けません…
また改めて書きたいと思います。
というわけで今日はまたまたライディングハウスさんに行ってきました。
新しく作ったコレを届けにデス
βtitanium抜字ステッカー
今回はコレをライディングハウスのデモ車三台に張っていただこうと思い持って行きました。
二日前に見たF4 1000Rは外装が外されていました
この写真だとなんかVYRUSちっくに見えるのは私だけでしょうか??
明後日に浜松でお披露目らしいのでステッカーが間に合ってよかったです。
カテゴリー:取り扱いショップ紹介
2007年5月9日
チタンは軽い? 強い?
チタンってどんな金属ですか??
この質問に対して一般的に言われるのが
【軽い】
【強い】
【錆びない】
と、認識されています。
しかしこの三つの特徴は全て一概に正解だとは言えないのです。
間違いでも無いのですが、余りに偏った認識を生んでいる為にお客様の中でも誤解をされている事が多々あります。
間違いではないのですが正解ではない
これを一つ一つお話しして行きたいと思います。
チタン=軽い
この図式を成立させる時に必要なのは「何に比べてか?」
になります。
下の図を御覧下さい。
金属の重さを比較する時に一般的に使われる「比重」をグラフで見てみましょう
(比重=物質の質量と、それと同体積の基準となる物質の質量との比
水の重さが 比重=1となります)鉄系統の金属 SS400、S45C、SCM435 ステンレスのSUS304が約7.8
チタン系列の純チタンの1種、2種、64Ti、64Ti鍛造が約4.4
アルミニウム合金のA5052、A7075が約2.7
ここで数字が嫌になってきた人の為に簡単に言いますと、
鉄は同じ質量の水の7.8倍
チタン系列だと同じ質量の水の4.4倍
アルミニウム合金だと2.7倍の重さがあるわけです。
っということはチタンよりもアルミニウムの方が約40%も軽いと言う事になります。
鉄に比べると軽いですがチタンより軽い金属は結構多いんです。
グラフには無いですがマグネシウムなんかはもっと軽いですし。
チタンの特徴の【軽い】って言葉を見るときに「鉄よりは」と認識いただいたほうが良いですね。
しかし、実際チタンの製品は「軽い」のです。
言ってることが支離滅裂じゃないか?
ちょっと言い方を変えますと
「軽く作ることが出来る」のです。
その説明を次の【強い】でお話します。
チタン=強い
これも【軽い】同様「何に比べてか?」を見てみましょう。
この図は「引張強度」をグラフにしたものです。
(引張強度=物質を引っ張った時に材料が耐えうる最大の応力のことをいいます)乱暴な言い方になりますが「金属の強さ」と認識してもらいましょう(厳密には違いますが、とてつもなく話が長くなりますので気になる方は御質問下さい)
このグラフでの引張強度(単位はkg/m㎡)を見ると強い順番に並べると
64Ti鍛造=120
SCM435=100 (クロモリ鋼)
64Ti=95
S45C=70(炭素が約0.45%含まれている鉄)
SUS304=65(代表的ステンレス)
A7075=50(超々ジェラルミン)
SS400=40(代表的 鉄)
純チタン2種=34
純チタン1種=27
A5052=26(超ジュラルミン)
となります。
64合金はクロモリ鋼と同じくらいの引張強度を実現していますが、
純チタンは鉄系統やステンレスよりも劣ります。
チタン=強い
ではなく
チタン合金(64合金クラス)=強い
が正解なのです。
純チタンはその引張強度の低さから曲げ加工に適していてオートバイのマフラーに使われているのは純チタンになります。
(逆に64合金は強すぎて曲げ加工に適しません)
さて、ここでお気付きの方もいらっしゃるでしょうが
「軽く作ることが出来る」
の答えは64Ti 64合金の強さが非常に大きくかかわってきます。
最も比重の軽いアルミニウム系は下から数えた方が早いくらい引張強度が低いです。
Ti-6Al-4V=64Tiは比重はアルミニウムに次ぐ軽さで引張強度はトップクラスの性能を誇ります。
と、言う事はある程度のアルミニウムと同等の引張強度を持たせる為に質量を低く抑える事が出来るのです。
ボルトで考えると、中空加工で中に穴を開けて質量を落としてもアルミニウム以上の強さを実現できるのです。
また逆に考えると限られたスペースで最大限の強さと軽さを実現出来るという事です
ボルトという基本的に埋め込まれてしまうところでは質量を増やして引張強度を上げる事が出来ません。
その、素材そのものの強さが直接かかわってくるのです。
ベータチタニウムがスペシャリティボルトの材料として64合金 Ti-6Al-4Vを選び、さらに鍛造にするのはこういった理由からなのです。
軽いだけじゃなく、強いだけじゃない
軽量高強度こそボルトに求められる必然の性能なのです。
話が長くなりすぎたので【錆びない】についてはまた次回にします。
カテゴリー:螺旋屋徒然ブログ
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