ベータチタニウム オフィシャルブログ

2007年5月20日

神戸国際宝飾展に行ってきました

5月の17/18/19の三日間 神戸国際展示場で開催されていた【神戸国際宝飾展】に行ってきました。

何故ネジ屋のマツヤマがそんなところに行ったかというと

1、会社に招待状が届いたから
2、精密工作機械の展示もあるって聞いてたから
3、興味本位

以上の理由が重なり行ってきました。

もうあれですね、世界が違うってこういう事を言うんですね

一つ4,000,000円の輪っかとか1個10,000,000円の石とか…

「すげー!たっけー!」

と輪っかを見ながら思ってたら

「あらステキ☆それ一ついただこうかしら」

ってオバハンセレブなマダムが仰っているじゃないですか…

真面目にその輪っか俺の年収より上ですから!!

マツヤマの年収を遥かに超える輪っかが八百屋の大根の如くお買い上げされていきまいた…

そんな中ネジ屋マツヤマが唯一落ち着くのは工作機械のブースのみですよ。
CAD-CAMの画面とかバフ研磨機の回転調整機構とかレーザーマーカーの出力調整とかそんなとこだけですよ。

そんなプレッシャー空間から逃げるように会場を後にして駐車場へ

今回は招待状を持っているということで関係者駐車場に車を駐車していましたが…

車の並びが
Jaguar XKR100
Mercedes-Benz SLR McLaren

β-titanium SUZUKI CARRY(軽トラ)
Ferrari 360ChallengeStradale
BMW 750Li

って何故に軽トラを囲むか!?

格差社会の縮図に居た一日でした。

カテゴリー:イベントレポート

2007年5月19日

Ti-6AL-4Vチタン合金とルナチタニウム合金の関係性からガンダリウム合金までの道のりを真面目にチタン合金屋が考えてみた2007

全世界53億人のガンダムファンのみなさまこんばんわ

チタン合金ボルト製造メーカー【ベータチタニウム】の技術開発 松山です。

本日は今まで類を見ない位どーしよーもない文章を超長文で書いて行きたいと思います。

ガンダムファンの皆様は最後まで、ガンダムファンではない方も読んでいただけるとうれしいです。

機動戦士ガンダム

世界に誇る日本のロボットアニメーション

地球連邦政府とジオン公国の間で起こった戦争の中で一つの部隊(第13独立部隊、またはホワイトベース隊)を中心に描かれた物語である。

今回のお話は主人公アムロ・レイの搭乗するRX-78 ガンダム
このガンダムの強さの秘密であり敵対するジオン公国が持ち得なかった技術、それまで戦況で多大なる戦績を上げていたMS-06ザクのザクマシンガンすら受付けなかったRX-78ガンダムの装甲

ガンダリウム合金についてベータチタニウムの技術開発として真面目に考えてみようと思います。

まずはこのガンダリウム合金

元々はルナチタニウム合金と呼ばれていましたが、戦況を著しく連邦政府に傾かせた要因であるガンダムの装甲版に採用されていた事から一般的にガンダリウム合金と呼ばれるものになったものです。

それではこのガンダリウム合金ルナチタニウム合金(Luna-Titanium Alloy)についての考察をしてみたいと思います。

正確な配合率まではわかりませんが主成分はチタンであることは間違いなさそうです。

そのチタンにアルミニウム、希土類金属を配合したチタン合金の一種であり、主に月(Luna)で生成されていた事からルナ(月)チタニウム合金と呼ばれるようになったようです。

チタンを月面上という特殊な重力下で精製することにより従来のチタン系合金に加え、様々な特性を有するらしいです。(なぜ特殊な重力下で精製すると様々な特性を有するのかは謎)

さて、それではここでこのルナチタニウム合金とベータチタニウムの扱うTi-6Al-4Vチタン合金との違いを検証してみましょう。

まずはTi-6Al-4Vチタン合金について

主成分チタン90% アルミニウム6% バナジウム4%で構成されたチタン合金の代表格でアメリカ合衆国がFシリーズ戦闘機のエンジンを開発する為に作った高剛性、軽量、耐腐食性に優れた金属
精製と加工に大きなコストが掛かり一部ハイパフォーマンスのマシン
(レーサー、航空機、宇宙ロケット分野)で使用される。

続いてルナチタニウム合金

主成分チタン?% アルミニウム?%  希土類金属?%で構成されたチタン合金の一種で地球連邦政府がRXシリーズの装甲を開発する為に作った高剛性(弾跳ね返すし)、軽量(動き早いし)、耐腐食性(ほとんど汚れないし)に優れたな金属
精製と加工に大きなコストが掛かり一部の高性能モビルスーツ
(ガンダム、ガンキャノン、ガンタンク)に使用される

……

って、

ほとんど一緒じゃね???

強いて違うところといえばバナジウムが希土類金属(スカンジウム、イットリウム、ランタン、アクチニウム等)と違うくらいで(合金の配合率を考えれば確かに違いはあるかも知れないが)精製技術に重力が関係しているとは聞いたことがありましぇん。
(専門家の意見お待ちいたします。)

まぁ

Ti-6Al-4Vチタン合金にザクマシンガンの弾が跳ね返せるかっていうと微妙ですけど(120mmマシンガンですからねぇ)表面硬度を上げる技術はいくらでもありますしね

しかし上記の事がある程度近似値になるのであれば…

チタン合金=Ti-6Al-4V

チタン合金=ルナチタニウム合金

ルナチタニウム合金ガンダリウム合金

……

Ti-6Al-4Vガンダリウム合金

おぉ!?

もしかするともしかしますかね!?

まぁ単純にイコールで結ぶことは出来ませんがTi-6Al-4Vってとてもガンダリウム合金に近いものがある、というか同じチタン合金としては括れるものだと考える事が出来ます。

21世紀において最も優秀な金属に近いであろうTi-6Al-4V

それは宇宙世紀0079年において一つの伝説となるRX-78ガンダムを生み出す為の重要な鍵になるのかもしれません…

ベータチタニウムではTi-6Al-4Vを使い、様々な分野の製品を手がけています。

そんなガンダリウム合金でアナタのバイクや車を強化してみませんか?

(激しく違う)

ベータチタニウムはそんなガンオタの夢を応援します☆

〔次回のガンダムネタは百式の装甲に付いて真面目に考えてみた2007〕
です
お楽しみに☆

カテゴリー:螺旋屋徒然ブログ

2007年5月18日

NSR プロアーム用カラー&ナット

だいぶ前に作ったHONDA NSR250Rのプロアーム車両用のセンターハブカラーとナットです。

完全特注での作成で図面も引きなおした物です。

こちらはハブ単体です。

そしてナットです。
このナットは回り止めのピンも付けれる形状で、この【割】がけっこう苦労した記憶があります。

こちらはサンプル作成したものでちょっと仕上げが終わってない物なので若干バリが残ってます
(仕上げすればOK)

大きさの比較として

結構大きいですね~

この製品の効果は軽さはもちろんですが64合金で座面締結力をしっかり持たせる設計にしてありますので、回転ロスの低下やホイールからスイングアームに掛かる力をしっかりと受け止めリアの足回りの安定感を増す事が出来ます。

こーいったワンオフの製品は1個からでも受け付けてますのでお気軽にお見積り下さい。

カテゴリー:製品紹介

2007年5月18日

5月17日発行 日経産業新聞 記事掲載…されていました。

昨日5月17日

日本経済新聞社より発行の日経産業新聞の一面に株式会社ベータチタニウムの記事が掲載…されてました。

えーっと取材に来たのは知ってましたが、本日見本誌が会社に届きまして…

内容はというと一面掲載という事で大きくカラーで掲載していただいています。

昨日発行の新聞の為、既に入手が困難だと思われますので下記に記事内容を掲載しておきます。

カテゴリー:お知らせ

2007年5月17日

チタンは錆びない!?

以前の記事で書ききらなかったチタンのもう一つのお話

「チタンは錆ない」

このワードについて今日は記事を書いてみようと思います

まずはるという事について簡単にお話します

錆びるとは金属の腐食生成物の事で酸化還元反応により金属の表面がイオン化を起こし、表面から脱落して行くことで進行していく電気化学的な反応の事を指します。

ここの時点でブラウザの戻るボタンを押してしまいそうな方が多数居そうな本日の記事

最後まで読んでいただきたいのでここから簡単な話に戻ります。

めっちゃくちゃ簡単に言うと
「金属に酸素がひっつくと脆くなって段々ボロボロになって行きますよ」っと言う事ですね。

酸素が付く事を「酸化」といいます。

そして鉄は酸化するとボロボロになりますよ。

っと言うことです。
(だいぶ乱暴な言い方なので専門の方はツッコまないでくださいね)

じゃあチタンはどうなのか?

酸化しないのか?

いえ、めちゃくちゃ酸化します。

大気中で酸化してないチタンなんか無いですね

しかし通常の鉄と違うのはチタンは酸化すると強くなるのです。

チタンは酸素と結合することにより酸化皮膜を形成します。(TiO2皮膜)

チタンの酸化皮膜の特性として表面硬度が上がる等ありますが最大の特徴は「酸素を通しにくくなる」という効果が上げられます。

というか通常のチタンの酸化皮膜は常温ではほとんど酸素を通しません。

ということは酸素が表面の皮膜より奥に行かないということですね

なので【錆】=【酸化】と単純に考えるのであれば酸化が進みにくいということですね。

ココで最初のワードを思い出して修正したいと思います。

「チタンは錆びない」

と、考えるより

「チタンは酸化が進まない(常温では)」

となり、結果として

「チタンは錆が進みにくい」

が、近い答えになるのではないかと思います。

金属と化学のお話なのでまともに書くと大変なことになってしまうのでこんな書き方になってしまいましたが、ちょっと考えが変わってもらえればと思います。
(ただ、大きくはしょってありますのでイメージのお話という事でお願いします)

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